まなめの「週刊Twitterなう！」 第26回

Twitterで「天井から人が落ちてきたなう」

ソフトバンク全社員にTwitter利用命令？（7日）

　7日、ソフトバンクグループの全社員に、Twitterを使用するように命令が下ったことが明らかになった。

　これが判明したのは、あるユーザーの「ソフトバンク勤務の妹からフォローされました。ついに社長からの社員全員Twitter利用命令が発動した」というツイートから。ソフトバンク社長の孫正義氏（@masason）も先月からTwitterをはじめており、その際「社員約2万人もTwitterユーザーになる」と言っていたことが実現されたようだ。

このつぶやきをもとに「全社Twitter使用命令」の話題が広まった。創業30周年を記念した事業の一環なのだとか

　これに対しユーザーからは、「小さい会社ならともかく、SBの規模での命令はすごい」「経営者がソーシャルメディアに理解を示す企業は強くなるだろう」「ソフトバンクのTwitterへの傾倒は、2010年のいろいろな展開の布石なんだろうね。それだけiPhoneに賭けてるってことか」と様々な声が上がった。

　逆に、「社員全員Twitter利用せよ命令とか悲惨」「勤務中にタイムライン警備員を育てて逆に業績悪化につながる気がしないでもない」「この騒動で一番焦ってるのは、ちょっと他人バレしたくないアカウントで既にTwitter使っているソフトバンク社員だろ」と心配する声もあった。

　きっかけとなった発言をしたユーザーは「Twitter自体を広めたいというよりは、スマートフォン（スーパーフォン）と親和性の高いTwitterを触媒として、iPhoneやAndroidをより一般化したいというところが本当の狙いだと思います」と推測していた。

　同社に問い合わせてみたところ、この件はソフトバンクグループ創業30周年を記念した事業の一環という。全社員が参加できるディスカッションの方法の1つとしてTwitterを使おうという孫社長の意志があったのだとか。今後Twitter上でどんなやりとりが生まれるのか、目が離せなくなりそうだ。

まなめ

1996年開設の老舗ニュースサイト「まなめはうす」、Twitterまとめブログ「さまざまなめりっと」管理人。本業はシステムエンジニアでもある。その経験を活かし、「笑ってダマされタメになる！きたみとまなめのIT用語集」（ITpro）も連載中。