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ホットなCULV機に、クールな1台が登場

ASUS UL20Aに見る、モバイルへのこだわり

2010年01月09日 11時00分更新

文● ASCII.jp編集部/後藤宏

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ASUSが込めた想い

 まずは、UL20Aという型番の説明から入ろう。

 ULシリーズの開発コンセプトとして同社が掲げるキーワードは「常識を塗り替える」だ。モバイルノートの世界を変えるという情熱がにじみ出ている。実は「UL」というシンプルな二文字には、「UnLimited」というスケールの大きな想いが込められている。英単語のUnlimitedには「制限がない」「無限の可能性を秘めている」といった意味がある。

 ULシリーズには、光学式ドライブ内蔵のUL80AGも存在するが、本機はドライブをそぎ落とすことで、重量約1.56kg、薄さ12.1~25.9mmの高い携帯性を得た。

ULの型番には、Unlimitedという意味が込められている。UL20Aは1スピンドルの仕様にすることで、スリムな本体を得たモバイルノートだ

 CPUには、Celeron SU2300(1.2GHz)を採用している。19mmピッチのキーボードや高解像度のディスプレーを搭載するなど、実用性の高さを重視した設計となっている。同時にデザイン面も重視しており、パフォーマンス、モビリティー、そして所有感を含めたバランスの良さが光る1台に仕上がっている。

 昨年12月からは、Office Personal 2007搭載モデルも追加された。インターネット接続や動画視聴、といったパーソナルユースはもちろん、ビジネスユースも意識した、懐の広い製品と言えるだろう。


細部へのこだわりが、満足感を増す

 それでは、UL20Aの特徴を具体的に見ていこう。

ヘアライン処理が施された天板は、質感が高く、ビジネスシーンにもマッチする

 箱を開けて本体を取り出すと、まず最初に高品位なヘアライン加工が施されたアルミニウム天板に目が行く。明るめのシルバーにASUSのロゴだけをあしらったミニマムなデザインで、エレガントさも漂う。

 手にすると金属外装特有のヒヤリとした質感を感じる。シンプルで薄型の筺体に高性能を詰め込んだソリッドな凝縮感もある。アルミ素材を採用したボディーは放熱の面でも有効に働くだろう。

キートップの離れたアイソレーションタイプのキーボードを採用。レイアウトに不自然な部分がなく、キータッチも比較的しっかりとしている。タッチパッドは、パームレストと一体化した境目のないフラットな形状;

 ラッチレスの液晶ディスプレーを開くと、アクリルパーツを使ったグロッシーなディスプレー部と、表面に細かなテクスチャーをあしらったキーボード部が現れる。キーボードは、キートップの間が離れた流行のアイソレーションタイプ。端にあるキーでも極端に小さくなることがなく、ほぼ均等で美しい。つや消しの黒地に、白・水色・グリーンのシルク印刷がプリントされており、視認性も高い。

 シルバーを基調としたボディーデザインは、決して派手ではないが、落ち着いた印象を与える。商談やプレゼンといったビジネスシーンでも、違和感なく利用できるだろう。

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