細かな設定項目を用意した省電力機能「ASUS Power4Gear Hybrid」も装備。バッテリー駆動時間が長い点も本製品の特徴と言える。
カタログスペック上のバッテリー駆動時間は約7.4時間(JEITA測定基準)。利用方法にもよるが、外出先でネットやメールを中心に使用し、ビジネス文書の編集など簡単な作業を行う程度なら、5時間程度の駆動時間が期待できる。5時間あれば、新幹線(のぞみ)で東京を出発し、博多付近をまで到達できる計算だ。
また、Windows 7起動時にキーボード左奥のボタンを押すと、電力管理設定が簡単に切り替えられる。High Performance、Quiet Modeなど、独自の省電力ユーティリティー「ASUS Power4 Gear eXtreme」で設定したプロファイルが選べる。
ちなみにこのボタンを電源オフの状態で押すと、LinuxベースのインスタントOS「Express Gate」が起動する。起動時間は8秒程度と休止状態からWindows 7を起動するより圧倒的に速い。ウェブブラウザーはもちろんのこと、Skypeでのチャット、HDD内に収めた画像の表示なども可能だ。外出先で急な調べ物をしたり、撮影した画像を知人に見せると言った用途で待ち時間を意識せずに使える点は利点だ。
長時間駆動に加えて、即時性というモバイルノートに求められる仕様を積極的に取り組んでいることは、ASUSならではの大きな利点と言えるのではないだろうか。