新CPU搭載のモバイルノート VAIO Sシリーズ
13型級のディスプレーを搭載するやや大きめのモバイルノート「VAIO S」シリーズも、新プラットフォーム採用の製品にモデルチェンジした。店頭販売モデルは「VPCS119FJ/B」の1機種がラインナップされている。
13.3型ワイド/1366×768ドットのディスプレーを備えたボディーには、周囲の明るさを検知する照度センサーを内蔵。環境に合わせてバックライトの明るさを自動制御することで、バッテリー駆動時間の延長に貢献している。バッテリー駆動時間は最大5時間程度。本体の重さは約2kgとなっている。
CPUにはCore i3-330M(2.13GHz)を搭載。グラフィックス機能はCPU内蔵GPUを使用する。ストレージには、モバイルノートとしては大容量の500GB HDDを内蔵している。光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブを内蔵。また、タッチパッドが2本指でのジェスチャー操作に対応した、「マルチタッチパッド」になっているのも特徴のひとつである。
SシリーズのVOMモデルでは、よりハイスペックなCPUや独立GPUを選べるほかに、カラーバリエーションも6色から選べるようになっている(店頭販売モデルはブラックのみ)。
特にCPUは、最高でCore i7-620M(2.66GHz)を選択可能。GPUにはGeForce 310M(ビデオメモリー512MB)を内蔵できる。さらに、メモリーは最大8GBまで、ストレージにはSSDを最大512GBまで内蔵可能となっている。記録型BDドライブの搭載も可能だ。
店頭販売モデルの予想実売価格は15万円前後。発売日は1月23日の予定。
VAIO初のCULVノート VAIO Yシリーズ
新シリーズの「VAIO Y」シリーズは、期待されていたVAIO版のCULVノートである。見た目にスリムでシャープなボディーと、長時間のバッテリー駆動時間が売りの製品だ。
VAIO Sにも似たデザインのボディーは、ディスプレー部と本体上面がシルバー、ボディー下面がブラックで、閉じた時に薄さをイメージさせるデザインとなっている。搭載するディスプレーは13.3型ワイド/1366×768ドットで、こちらもVAIO Sと同等だ。
バッテリー駆動時間は、付属の標準バッテリーで最大約9時間、オプションの大容量バッテリーなら最大約13.5時間を実現している(いずれもJEITA測定法1.0による)。本体の重さは約1.8kgと、13型級のCULVノートとしては標準的な重さ。また付属のACアダプターも、重さ約200gの小型のものとなっている。
店頭販売モデルのCPUは、CULVノートでは定番のCore 2 Duo SU9400(1.40GHz)を搭載。メモリーは4GB、HDDは500GBとなっている。マルチタッチパッドや、VAIO Careをワンボタンで呼び出すASSISTボタンといった特徴も備える。また、CULVノートでは珍しく、標準OSにWindows 7 Home Premium 64bit版を採用。Office Personal 2007も標準搭載している。
VOMモデルではCPUに安価なCeleron SU2300(1.20GHz)を選べるほか、ストレージに最大256GBのSSDを選択できる。
店頭販売モデルの予想実売価格は11万円前後。発売日は1月23日の予定。
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