年明け~春先のお買い得モデルを探せ!
さて、今すぐ薄型テレビやBDレコを買いたくなってしまった人のために、お買い得なモデルを探してみよう。お買い得モデル、すなわち価格が大きく下がることが期待できる製品となると、次の新製品の投入タイミングを知ることが重要。まずは、近年の各社の製品投入スケジュールをまとめてみよう。
- シャープ:春~夏に普及/ミドルクラス投入。秋~年末に上級モデル投入
- パナソニック:春に普及/ミドルクラス投入。秋~年末に大画面・上級モデル投入
- ソニー:春~夏に普及/ミドルクラス投入。秋~年末に上級モデル投入
- 東芝:春~夏に全ラインナップ更新。秋~年末に再度全ラインナップ更新
- 三菱:主に秋~年末にラインナップの追加・更新
- 日立:春~夏、または秋~年末にラインナップの更新
基本的には夏のボーナス、冬のボーナスに向けて製品を投入する点は同じだが、一部または全ラインナップを更新するかどうかなどの違いがある。新製品投入の機会の多いメーカーのモデルほど、その直前の値下がりが期待できる。ここ最近の例でいえば、やはり東芝の新製品投入前の値下がりはチェックしておきたいところだ。
そして、BDレコーダーの方は、パナソニックだけが春と夏の全ラインナップ更新、他は主に年末のラインナップ更新というスケジュールになっている。こちらの場合はもちろん、春はパナソニックに注目。他メーカーは微妙に値下がりはするだろうが、大幅な価格の低下はないだろう。しかし、今年はワールドカップがあるので、春に新製品が投入される可能性は少なくない。
注意したいのは、後述する「大物」は秋~年末まで待つことになりそうな気配があること。つまり、今買うなら、すでに発表済みの2009年末モデルの値下がりを狙うこと。新技術に期待するなら、買い時は年末だ。これは、薄型テレビもBDレコーダーも一緒。
では、どのモデルを買うべきか? これについてやや独断まじりで、オススメモデルを紹介していこう。薄型テレビでは、東芝「ZX9000」シリーズ。LEDバックライト搭載モデルで機能的にも実力的にも申し分ない。最上位モデルなので価格はまだ高価だが、値段が下がるようならお買い得度は飛躍的に高まる。
そして、シャープの「LX1」シリーズ。こちらもLEDバックライトで将来性は十分。しかもネットワーク機能も充実するなど、かなりの意欲作。サイズの選択肢も広いので買いやすいモデルでもある。
その他のメーカーでは、ミドルクラスモデルなどの登場を待ち、販売が継続する昨年末モデルと価格を比べて、購入モデルを決めるという手もある。
プラズマ派は春の新モデルに期待したい。こちらは、すでに試作品が発表されている「ネオ・プラズマパネルeco」の搭載が濃厚だ。すでに現行の「ネオ・プラズマパネル」で従来比約40%の省エネを実現しているが、さらに省エネ化が進む。もちろん、現行モデルで十分というならば、すでに価格もかなり下がってきているので、今が買い時だ。
BDレコーダーは、春先のモデル登場がありそうなのは例年ではパナソニックのみだが、前述の通り、ワールドカップ前の新モデル投入は十分ありうる。ここでの注目は「ダブル長時間録画」。あえて断言させてもらうが、今後の新モデルで「ダブル長時間録画」が採用されなければ、見送ってOK。その意味ではシャープの「HDW」シリーズが要チェックとなる。
ダブル長時間録画が必須でないなら、値段の下がった各社の現行モデルを購入するのが正しい。