すべての目安になるリテールクーラー
最初に登場するのは「PhenomII X4 965 BlackEdition」に付属するリテールクーラーだ。銅枕と銅ヒートパイプで高TDP向けというのがうかがえるが、放熱フィンと搭載ファンは大きさも厚みもちょっと頼りないサイズ。それをファンの回転数でカバーしているが、それでもCPU温度は60℃近くに達している。今回はオーバークロック&昇圧の厳しい条件なので仕方ないが、このリテールクーラーの数値は大いに参考になるだろう。
アイドル時 | |||||
---|---|---|---|---|---|
CPU温度 | チップセット温度 | メモリ温度 | VRM温度 | ファンノイズ | ファン回転数 |
30℃ | 32.3℃ | 29.5℃ | 32.7℃ | 44dB | 2200rpm |
高負荷時 | |||||
---|---|---|---|---|---|
CPU温度 | チップセット温度 | メモリ温度 | VRM温度 | ファンノイズ | ファン回転数 |
59℃ | 42.5℃ | 39.2℃ | 48.9℃ | 52dB | 3400rpm |
小型タイプとしてはかなり強力な冷却性能をマーク
クーラーマスター「Hyper TX3」
●対応ソケット:775/1156、754/939/940/AM2/AM2+/AM3
●寸法/重量:90(W)×51(D)×139(H)mm/470g
●ファン回転数:800~2800rpm
●風量:15.7~54.8CFM
●ノイズ:17~35dB
●実売価格:2780円前後
●製品情報URL:http://jp.coolermaster.com/products/product.php?language=jp&act=detail&tbcate=3414&id=6708
CPUヒートスプレッダにヒートパイプがダイレクトに接触するサイドフロータイプ。フィンの大きさは92mm角ファンとほぼ同じで、サイドフロータイプとしては小型の部類に入る。だが、冷却性能はかなりのポテンシャルを秘めており、リテールクーラーと比較して高負荷時-12℃となかなかの性能だ。小さくてよく冷える製品が欲しい人には狙い目である。
アイドル時 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
CPU温度 | チップセット温度 | メモリ温度 | VRM温度 | ファンノイズ | ファン回転数 | |
29℃ | 41.1℃ | 28.5℃ | 39.3℃ | 41dB | 1100rpm | |
純正より | -1℃ | +8.8℃ | -1℃ | +6.6℃ | -3dB | -1100rpm |
高負荷時 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
CPU温度 | チップセット温度 | メモリ温度 | VRM温度 | ファンノイズ | ファン回転数 | |
47℃ | 41.3℃ | 31.6℃ | 42.6℃ | 54dB | 2700rpm | |
純正より | -12℃ | -1.2℃ | -1.3℃ | -6.3℃ | +2dB | -700rpm |
(次ページへ続く)
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