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PacketiX VPN 3.0 RC1(プレリリース版)提供開始

Bフレッツ同士ならISP経由なしの高速VPNが接続可能に

2009年12月22日 10時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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 いまやインターネット接続は家庭でも会社、ホテルやファストフード店でも当たり前のように使えるが、実際に活用できているかというと疑問が残る。Webブラウズやメールの送受信はできても、自宅のPCに置いてきたファイルが取り出せない、会社内のサービスに社外から利用できないなど、「どこでも同じネットワーク環境」とはいかないのが実情だ。

PacketiX VPN 3.0

Windows 7上で動作しているPacketiX VPN 3.0

Windows 7のジャンプリスト

Windows 7のジャンプリストにも対応

 ソフトイーサの「PacketiX VPN」は、VPN(仮想プライベート回線)接続によるセキュアな通信環境を手軽にインターネット回線上で構築できるソフトウェア。12月21日に最新版のプレリリース版「PacketiX VPN 3.0 RC1」が無償でダウンロード提供を開始された。

 4年ぶりとなるメジャーバージョンアップで、製品版は2010年1月末に発売予定。RC1ではその新機能を実際に試用できるというわけだ(2010年1月中旬にはLinux、FreeBSD、Solaris、Mac OS X対応のRC2を提供予定とのこと)。

 2.0から3.0への変更点は多岐にわたるが、特に注目すべきはNTT東日本のBフレッツ網で、ISPを経由せずに拠点間VPN接続を実現可能になったこと。新たにIPv6に対応し、BフレッツのIPv6オプション契約(フレッツ・ドットネット、1拠点あたり月額315円)は必要だが、ISPを経由することなく(つまりISP契約コストも不要)拠点間通信が行なえる。これによってコスト削減のほか、低遅延なVPN環境が実現でき、同社調べでは60M~80Mbpsの高速通信も可能となるとしている。

ISPを経由しない拠点間VPN接続の概要

Bフレッツ網を使った、ISPを経由しない拠点間VPN接続の概要

 そのほか、Windows 7やWindows Server 2008 R2など、最新OSにも対応。暗号化強度も2048bitから4096bitに強化されている。そのほかの詳細は、同社プレスリリースなどを参照されたい。


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