Force.comなら中小企業でもクラウド事業に参入可能
ここ最近クラウドが大きなブームとなっているが、自社でクラウド環境を構築してサービスを提供するには、データセンタの確保やサーバの導入など大きな初期コストが必要となる。さらに、パフォーマンスのチューニングやサービスを止めないための24時間365日の運用監視体制の維持など、ランニングコストも大きくなる。
しかし、セールスフォースのOEMパートナー・プログラムであれば、Force.comという「10年間に30回のバージョンアップを行ない、6万7000社がすでに使っている実証済みのプラットフォーム」(セールスフォース・ドットコム常務執行役員アライアンス&サービス統括本部長の保科実氏)を利用できるため、初期コストやランニングコストを大幅に削減できるわけだ。
また、教育プログラムの特別ディスカウントや専用の開発環境の無償提供、インシデントベースの安価なサポートの用意など、パートナー支援のためのプログラムも用意される。
パートナーがセールスフォースに支払う料金の金額は、現時点では非公開。ボリュームや利用期間などに応じたディスカウントを予定しており、契約ごとに応相談となるようだ。