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開発したアプリケーションを自社ブランドで販売できる!

セールスフォース、Force.comアプリのOEM提供を可能に

2009年12月16日 08時30分更新

文● 金子拓郎/TECH.ASCII.jp

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Force.comなら中小企業でもクラウド事業に参入可能

 ここ最近クラウドが大きなブームとなっているが、自社でクラウド環境を構築してサービスを提供するには、データセンタの確保やサーバの導入など大きな初期コストが必要となる。さらに、パフォーマンスのチューニングやサービスを止めないための24時間365日の運用監視体制の維持など、ランニングコストも大きくなる。

ブームとはいえ、クラウド事業への参入には大きな障壁がある

 しかし、セールスフォースのOEMパートナー・プログラムであれば、Force.comという「10年間に30回のバージョンアップを行ない、6万7000社がすでに使っている実証済みのプラットフォーム」(セールスフォース・ドットコム常務執行役員アライアンス&サービス統括本部長の保科実氏)を利用できるため、初期コストやランニングコストを大幅に削減できるわけだ。

 また、教育プログラムの特別ディスカウントや専用の開発環境の無償提供、インシデントベースの安価なサポートの用意など、パートナー支援のためのプログラムも用意される。

発表会にはセールスフォースを使ったアプリケーションの提供を行なっているシステムインテグレータやISVの担当者も登壇し、開発したアプリケーションの披露などを行なった。アプリケーションを素早く開発できる、中小企業であってもワールドワイドでアプリケーションの販売が行なえるなど、Force.comのメリットも紹介された

 パートナーがセールスフォースに支払う料金の金額は、現時点では非公開。ボリュームや利用期間などに応じたディスカウントを予定しており、契約ごとに応相談となるようだ。

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