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タレント・マネジメントで不況時代を生き残れ!

後任の部長は彼か彼女か!人事に特化したPeopleSoft HCM

2009年12月15日 07時00分更新

文● 吉川大郎/TECH.ASCII.jp

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経営層、マネジメント層、働く人個人の役に立つシステム

 タレント・マネジメントとは、国際メンダリング&コーチングセンターによれば、「ひとりひとりが、どのような要件(能力・スキル等)を持つ人材となるのかを特定し、これらの人材の力を最大限に引き出し惹きつけるような仕組みや教育を行なうこと」となっている。

 PeopleSoft Enterprise 9.1 HCMは、これを配置~評価~育成という人事プロセスに当てはめてアプリケーションにしている。具体的には、人材能力の可視化、各人材の目標管理、報酬管理、キャリアプラン、後任計画などの機能を有するアプリケーションとなっている。

安井氏

安井清一郎氏

 同社アプリケーション事業統括本部 HCM本部 シニアマネージャー 安井清一郎氏は、「タレント・マネジメント機能は2007年にリリースした9.0から強化してきた。2007年当時は、“タレント・マネジメント”を検索すると芸能プロダクションばかり出てきたが、今は人材管理の話ばかり出てくる」と語り、社会的な需要が伸びてきた状況を説明した。

オラクルのタレント・マネジメント

オラクルのタレント・マネジメント

 PeopleSoft Enterprise 9.1 HCMで特徴的なのが、経営層、マネージメント層、スタッフの3者が、それぞれの視点で利用できる点だ。従来、採用や異動、研修、処遇、評価といった人事関連の業務は、それぞれ部分最適はされているものの、全社的な活用ができなかったところを、解決したというわけだ。

 具体的な機能としては、以下のようになっている。

目標管理
経営層の戦略にあわせ、各スタッフがビジネス目標を設定する。ビジネス目標とは、個人の成長目標のような長期的なものではなく、経営戦略→部門目標→(個人の)ビジネス目標という具合に、トップダウンで落とされるもの。昨今であれば、半年~四半期で目標達成に至るような物をさす。これによって、企業戦略の徹底と同時に、個人の業務が明確化される。
報酬管理
ビジネス目標を達成したかどうか? という観点で、現場のマネージャー層が判断を下す。ただ、それだけではチェックが働かないので、経営企画層がチェックをして差し戻しや承認が行なわれる。報酬管理により人件費を精緻に評決できるため、現実に即した報酬配分が可能となり、結果組織のパフォーマンスが向上し、コストも抑えられるというわけだ。
キャリアプラン
スタッフの成長のために、その人の目標設定、なりたいキャリアのパス、研修プランなどを記入する。入力できるのは、勤務地、キャリアパス、適正、目標、メンタリング、得意/要育成分野、研修プラン、能力開発プランなど。管理は人事部でやる場合もあるが、基本的には現場にて、現場マネージャーとのコミュニケーションの中で行なわれる。
後任計画
重要なポストに関して、後任者を育成する。たとえば、現経理部長が異動になった場合は、誰が適任かを抽出しておき、教育することができる。また、ポストだけではなく、職務や特定の能力を有した個人にも対応しているほか、「コア人材」のみを集め、「人材プール」として管理/育成することも可能だ。
目標管理

目標管理

報酬管理

報酬管理

キャリアプラン

キャリアプラン

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