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Adamo XPSをフォトレビュー VAIO Xとも比べてみたぞ

2009年12月15日 12時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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本体左側面

本体左側面。スタンドとなるあたりにDisplayPortとUSB端子を備える

本体右側面

本体右側面。同様にスタンド側に端子類が。下から電源コネクター、USB、ヘッドホン

キーボード(英語版)

キーボード(英語版)はアイソレーションキーボード風のデザイン。タッチはかなり軽い

本体底面

本体底面。バッテリーはスタンド部に収納されている。20mWhと、さすがに容量は小さい

底面もフラット

底面もフラットで、放熱口やスリット、Windowsやインテルのロゴだけというシンプルなデザイン

 重さは約1.44kgで、バッテリー駆動時間は最大約2時間36分とされている。バッテリーテストの方法が不明だが、米国でのバッテリーテストでは一般的な「MobileMark 2007」での測定だと仮定すると、無線LAN使用時の実動時間は、6~7割の90~110分程度と思われる。

 本気のモバイル用途には物足りないが、幸い交換できるし、大容量の12セル拡張バッテリー(駆動時間は最大約5時間17分)も用意されている。しかし、デザイン重視のAdamo XPSで、外にはみ出すようなバッテリーは付けたくない気もする。バッテリー駆動時間は割り切って、ACアダプターを持ち歩いた方がよさそうだ。

付属のACアダプターも本体に合わせたデザイン

付属のACアダプターも本体に合わせたデザイン。写真ではアダプターとコンセントをつなぐケーブルを外した状態で、つなぐとケーブル先端のプラグが、アダプター内に収まる


VAIO Xと比べてみた

 Adamo XPSの登場によって、世界最薄の座から滑り落ちたソニーの「VAIO X」。しかし、デザイン重視の薄型ボディーという点以外、Adamo XPSとVAIO Xはかなり方向性が異なるパソコンである。

 特にスペック面では、Adamo XPSがいわゆるCULVノートなのに対して、VAIO XはAtom Zベース。ディスプレーサイズも13.4型ワイド対11.1型ワイドと大きく差があるし(解像度は同じだが)、重さはほとんど倍近く違う(VAIO Xは約655~765g程度。Adamo XPSは約1.44kg)。バッテリー駆動時間に至っては、カタログ値でも4倍近い差があるほどだ。値段も9~10万円程度のVAIO X(店頭販売モデルの場合)に対して、Adamo XPSは17万4000円からと、かなりの価格差がある。

 とはいえ、同じ薄型ノートとなれば、比較してみたくなるもの。VAIO Xと並べて撮影してみた。

開いた状態で並べて

開いた状態で並べて。ディスプレーサイズ(VAIO Xは11.1型ワイド)の違いもあるが、Adamo XPSはディスプレー周辺も広いので、サイズはかなり違って見える

側面を並べて

側面を並べて。VAIO Xの厚さは13.9mmほどにすぎないが、Adamo XPSと並べるとさすがに厚く見える。とはいえ、写真で感じるほど差があるかと言うと、そこまでの差は感じない

一番の違いは、この天板面積の差だろう

一番の違いは、この天板面積の差だろう。薄い上に広いので、Adamo XPSは手にした感覚が非常に薄く感じる

 異なる方向性と魅力を持ったこの両者。あなたはどちらがお好みだろうか?

Adamo XPS の主な仕様
CPU Core 2 Duo SU9400(1.40GHz)
メモリー 4GB
グラフィックス Intel GS45 Expressチップセット内蔵
ディスプレー 13.4型ワイド 1366×768ドット
ストレージ SSD 128GB
無線通信機能 IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth 2.1
サイズ 幅340×奥行き273.9×高さ9.7~10.3mm
質量 約1.44kg(6セルバッテリー時)
バッテリー駆動時間 約2時間36分
OS Windows 7 Home Premium 64bit版
価格 17万4000円から

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