重さは約1.44kgで、バッテリー駆動時間は最大約2時間36分とされている。バッテリーテストの方法が不明だが、米国でのバッテリーテストでは一般的な「MobileMark 2007」での測定だと仮定すると、無線LAN使用時の実動時間は、6~7割の90~110分程度と思われる。
本気のモバイル用途には物足りないが、幸い交換できるし、大容量の12セル拡張バッテリー(駆動時間は最大約5時間17分)も用意されている。しかし、デザイン重視のAdamo XPSで、外にはみ出すようなバッテリーは付けたくない気もする。バッテリー駆動時間は割り切って、ACアダプターを持ち歩いた方がよさそうだ。
VAIO Xと比べてみた
Adamo XPSの登場によって、世界最薄の座から滑り落ちたソニーの「VAIO X」。しかし、デザイン重視の薄型ボディーという点以外、Adamo XPSとVAIO Xはかなり方向性が異なるパソコンである。
特にスペック面では、Adamo XPSがいわゆるCULVノートなのに対して、VAIO XはAtom Zベース。ディスプレーサイズも13.4型ワイド対11.1型ワイドと大きく差があるし(解像度は同じだが)、重さはほとんど倍近く違う(VAIO Xは約655~765g程度。Adamo XPSは約1.44kg)。バッテリー駆動時間に至っては、カタログ値でも4倍近い差があるほどだ。値段も9~10万円程度のVAIO X(店頭販売モデルの場合)に対して、Adamo XPSは17万4000円からと、かなりの価格差がある。
とはいえ、同じ薄型ノートとなれば、比較してみたくなるもの。VAIO Xと並べて撮影してみた。
異なる方向性と魅力を持ったこの両者。あなたはどちらがお好みだろうか?
Adamo XPS の主な仕様 | |
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CPU | Core 2 Duo SU9400(1.40GHz) |
メモリー | 4GB |
グラフィックス | Intel GS45 Expressチップセット内蔵 |
ディスプレー | 13.4型ワイド 1366×768ドット |
ストレージ | SSD 128GB |
無線通信機能 | IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth 2.1 |
サイズ | 幅340×奥行き273.9×高さ9.7~10.3mm |
質量 | 約1.44kg(6セルバッテリー時) |
バッテリー駆動時間 | 約2時間36分 |
OS | Windows 7 Home Premium 64bit版 |
価格 | 17万4000円から |