
小中学生の社会見学プログラムとしての役割を高めており、子どもたちに向けた展示が多かった。ベネッセでは特別教育プログラムとしてリサイクルのしくみ教室を実施
日本最大級の環境総合展「エコプロダクツ2009」が、12日まで東京ビッグサイトで開催中だ。エコロジー関連のメーカーだけでなく、各種団体や行政・自治体や研究機関などが一堂に会するまさに総合展だ。
今年で11回目を迎えるこのイベント。最近は小中学校の社会見学コースとなっており、キッズ向けの説明コーナーや体験学習コーナー、スタンプラリーを設けるなど、来場者にエコ意識を高める工夫が特に目についた。
ソニーブース
東芝ブース
三洋電機ブース
実際、工場での生産や製品輸送、販売に至るまで、企業の活動は環境負荷が大きいのは事実で、だからこそ大企業がこぞって環境への配慮を実施していることをアピールしてきた。
バンダイブース
UCCブース
とはいえ今回のイベントで各企業ブースを見ると、従来のような「わが社は環境に配慮した活動をやっています」というお題目の繰り返しはなりを潜めている。代わって、低消費電力なり、低CO2排出なりの具体的な成果に示すようになった。社会的にもそうした責任が企業に求められており、実効性のある(顧客にとってもメリットの大きい)製品やサービスが動き始めたという印象だ。
(次ページ、「LAN経由で省電力や電源管理可能なACタップ」に続く)
