このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

金融機関の要請に応えテープバックアップにも対応

EMC、重複除外バックアップAvamarにVMware連携を追加

2009年12月10日 06時00分更新

文● 金子拓郎/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

アプライアンスはXeon 5500搭載

 Avamar Data Storeは、サーバのハードウェアとOS、バックアップソフトウェア(Avamar)、そしてデータ保存用のストレージがセットになったアプライアンス。これを導入するだけでバックアップの環境がそろうという、オールインワンソリューションとなっている。

18ノード構成になったバックアップアプライアンス「Avamar Data Store Gen3」

 今回発表のAvamar Data Store Gen3では、従来の製品とはハードウェアが一新され、プロセッサーとしてインテルのクアッドコアCPU「Xeon 5500番台」が採用された。これにより、消費電力の10%削減が可能になったという。EMCでは4月16日に発表したハイエンドストレージ「Symmetrix V-Max」にもXeon 5500番台を採用しており、ストレージ製品へのインテルCPUの導入は今後も進んでいきそうだ。

 Avamar Data Store Gen3は、1ノードあたり1/2/3.3TBのHDDを搭載する製品を用意。最大18ノードを組み合わせることで、バックアップ容量52.8TBのバックアップアプライアンスとして利用できる。これは、重複排除によるバックアップ容量削減を加味すると、一般的なバックアップストレージの数ペタバイトに相当する容量になるという。ほかに、ネットワークスイッチとインターフェイスが二重化することで、ネットワークの単一障害点を解消している。

 Avamar Data Store Gen3の価格は、1TBのノードで343万5000円から。

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ