元々は自分の女声がコンプレックスだったんです
―― 自分の声を聞いて、どう思います?
りゃく 上手くいったときは可愛いって思います。ええ、思いますよ!
―― halさんはご自分の女声はいかがですか?
hal やっぱり一緒です。上手く録れたときは可愛いって思うし、作りが上手くいってないときはキモイ! って思うし。
―― 店長は?
店長 大嫌いでした。中学生のとき、男子はみんな声変わりするじゃないですか。音楽の授業で1人ずつ順番に歌うときに、みんなオクターブ下で歌っているんだけど、オレだけひとつ上なんですね。そういうときにクスクス笑われたりもして、けっこうコンプレックスだったんです。だから歌は好きなんですけど、声を張るのは嫌いでした。
▲VIP店長が歌う、初音ミクの「ブラック★ロックシューター」。どう聞いても女性としか思えない……。現在、16万再生の人気動画となっている
―― それで、よくネットに声を上げようと思いましたね。なぜですか?
店長 そうですね……なんででしょう(笑)。声を上げるのは楽しかったんですね。聞く人に褒めてもらったり、楽しんでもらうのが。
―― 今でも自分の声は嫌いなんですか。
店長 今は色んな声が出せるようになったので、好き嫌いじゃなく、楽しいです。
―― しかし、なぜ女声を出したいと思ったんですか。
hal 女性ボーカルで歌いたい曲があったんですが、地声で歌えても女っぽく聞こえないので、だったら何か違う方法をというところからですね。
▲halさんが歌う「♂だけど『人柱アリス』歌ってみた」。男声/女声が目まぐるしく変化していく様に思わず茫然としてしまう
―― halさんは女性の歌が歌いたい?
hal どんな歌でもそれっぽい歌を出せるようになりたいんです。だから「すげー渋い声」とかも出せるようになりたいです。基本的には歌ですね。
―― みなさん女声でトークもされてますけど、一番やりたいのは歌なんですか?
店長 そうですね。歌が好きなのと……でも声を出すことは全般的に好きですよ。声を出すのはニコニコ動画じゃなくて「こえ部」※というサイトでやったり、ねとらじで喋ってみたりですね。昔から朗読とか演技とかも好きなんです。
※ こえ部 : 面白法人カヤックが運営する、「音声」をテーマとしたコミュニティーサイト。現在77万通りの音声がアップロードされており、参加人数は約8万人と巨大。
―― アルティメット・ハイさんは「お笑い」というか、面白さが先だってやっている感じがします。
ハイ そうですね、たとえばモノマネをするのも、そのキャラクターが言わないようなことを言うのが楽しかったりするんですよ。その流れで女声もリクエストされて、ということだったので。