このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

カシオ「EXILIM EX-FC150」の裏面照射型CMOSを試す!

2009年12月09日 12時00分更新

文● 周防克弥

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

気になる機能の撮影サンプル

絞り優先オートで撮影(左がF3.6、右がF8.5)。選べる絞りは2つだが効果は得られる。背景との距離をしっかりととればコンデジで背景をぼかして撮影も可能だ

 新機能の1つでもある「HSライティング」は、一度のシャッターで露出の異なる3枚を高速に連写し、適正露出な部分を合成するいわゆる「HDR」機能に近いものだ。同機能を使用すると画角が少し狭くなってしまう。この条件ではHDRほどの効果は得られないが、暗部側はかなり補正されている。デジタル処理で暗部補正をしているわけではなく、暗部側に合わせた露出のデータを使用しているため、ノイズが乗りにくくクリアな画像に仕上がっている。

HSライティング「オン」

HSライティング「オン」

HSライティング「オフ」

HSライティング「オフ」

 そのほか季節柄、紅葉が気になるが、ちょうどベストショットに「紅葉モード」があったので試してみた。普通のオートでも十分にキレイな色で写っているが紅葉モードの絵と比べると空の青がくすんでるのがわかる。色づいた銀杏の葉も当然ながら紅葉モードのほうがキレイだ。

紅葉モード

紅葉モード

オート

オート


暗い場所に強く、連写にも強い!

 裏面照射型CMOSセンサーで高感度特性がよくなり、暗い場所でもそれなりに悪くない絵が撮れる。従来機に引き続き最大秒間1000コマの動画撮影やHD動画の記録も可能だ。高速連写機能にスポットが当たりがちだが普通の撮影での実用性は元々高く、特にシャッターチャンスを気にする人なら撮りたい瞬間を確実に捉える機能が揃っているので「EX-FC150」の持っている機能を存分に使ってみて欲しい。

■関連サイト

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン