裏面照射型CMOSセンサーの実力は?
FC150の最大の目玉は裏面照射型CMOSセンサーだろう。センサーへの入射光が多くなることで高感度ノイズ低減が期待できる。
感度設定はISO 100~3200まで、ISO 3200という数値は今ではコンデジでは珍しくはなくなってきたが、比較的小型な機種(撮像素子も小さめな機種)ではまだ少ないほうだろう。
感度別撮影サンプル
さすがにISO 3200ともなるとかなりのノイズと偽色が発生しているが、部分的には意外にも細部まで再現できている。縮小してもノイズそのものは目立つがディテールは結構再現できており、ISO 800までならあまり感度を気にしないで使える。
手持ちか三脚かを自動判別する「HS夜景モード」
ベストショットモードに含まれる「HS夜景モード」は、手持ちか三脚使用かを自動的に判断して、手持ちの場合には複数枚連写して合成することで手ブレの少ない夜景を撮ることができる機能だ。
普通のオートで撮影した場合に比べ、夜景っぽく暗い雰囲気のある写真に仕上がっている。感度はオートにしたが、共にISO 400となり、HS夜景モードはシャッタースピードが1/13秒、オートは1/8秒となっている。合成されているためか、HS夜景モードのほうがシャープに写っている。