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買ったからには全部言いたい! ペンタ「K-x」の魅力 第7回

聞きたいことが山ほどあった! K-x開発者を直撃!【後編】

2009年12月03日 12時00分更新

文● 小林 伸、撮影協力●クラーク記念高校秋葉原ITキャンパス/仙台キャンパス

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 前回(関連記事)に引き続き、「K-x」の開発に携わった方々へのインタビューの模様をお伝えする。まずはネガフィルムをポジフィルム現像したり、ポジフィルムをネガフィルム現像したようなデジタル処理を行なう「クロスプロセス」モードから。


ユーザーの要望で実現した「クロスプロセス」

左から、メカ設計を担当した第2開発部部長の小迫 幸聖氏、商品企画を担当した、マーケティング統括部 商品企画グループの若代 滋氏、回路およびファームウェア、画質設計を担当した、第1開発部部長の山元 康裕氏

左から、メカ設計を担当した第2開発部部長の小迫 幸聖氏、商品企画を担当した、マーケティング統括部 商品企画グループの若代 滋氏、回路およびファームウェア、画質設計を担当した、第1開発部部長の山元 康裕氏

 ――クロスプロセスに関してですが、フィルムが全盛の頃でもこのフィルム処理自体、非常にマイナーだったような気がするのですが、今回機能として搭載するにあたってどういった経緯があったのですか。

 若代:トイカメラユーザーの中では結構このフィルム処理をやっている方が多いらしくて、私個人は最近よく目にします。

クロスプロセスの設定。オンとオフしかない

クロスプロセスの設定。オンとオフしかない

 ――クロスプロセスでは撮影するごとにパラメーターが順次変更されていくみたいですが、あのパラメーターを保存して好みの色調で仕上がった画像を好きなときに再現することはできませんか? あのパラメーターは順番で変わっていくのですか? それともランダムですか?

 若代:ランダムに変わっていきます。入力された映像からも変わりますが、パラメーターの組み合わせとしては膨大にあります。数的には100以上という組み合わせになります。当初搭載するときからマニアックな機能であることは認識していましたので、あまり複雑な形で搭載してしまうと多くのユーザーには使ってもらえないだろうと考えました。あとは、実際のフィルムをクロスプロセス処理したときの、仕上がりまでのワクワク感も再現できないかと思い、ランダムにパラメーターが変わる設定にしました。

 ――できれば、今後ファームウェアのバージョンアップなどである程度ユーザーにパラメーターが見える形になることは期待できませんか?

 若代:なるべく沢山のユーザーに使っていただきたくて、最初はシンプルにON/OFFの切り替えだけにしましたが、実際に多くの方に使っていただき、様々なご意見を聞いてどんどん進化させて行きたいと思います。

 ――しかし、そもそも誰がこのクロスプロセスを搭載しようと言い出したんですか?

若代氏

クロスプロセスを搭載したいきさつを語る若代氏

 若代:わたしです(笑)。以前、K-mでデジタルフィルターを搭載しましたが、その反応を知りたくてアンケートをとった時によく目にしたワードが「クロスプロセス」だったんです。写真共有コミュニティーサイトなどでも、多くのユーザーがクロスプロセスの写真をアップしているのでデジタルでも再現してみようとなりました。

 今、デジタルカメラはパッと見きれいで鮮やかな写真は普通に撮れるようになりましたが、逆にK-7から搭載したカスタムイメージの「ほのか」のような淡い絵作りを好まれる方も多く、従来のキレイという写真から最近多様化してきているのを感じています。「キレイな絵作り」には飽きてきていると思われる方々からは「クロスプロセス」で変わった色調になった写真を面白がる意見をいただいています。

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