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大画面テレビ&BD時代のサラウンド入門 第3回

一味違う!? こだわりのフロントサラウンド

2009年11月29日 12時00分更新

文● 大塚 康一

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フロントサラウンドでHDオーディオに対応

 4100は、今回YSPシリーズでは初めて、「ドルビーTrueHD」や「DTS-HD Master Audio」といったHDオーディオと、それらの7.1chサラウンド再生に対応した。7.1ch音声を収録したBlu-rayタイトルはもちろん、通常テレビ放送の2ch音声などもアップコンバートして7.1chで楽しめる。

 もっとも、現在フロントサラウンド方式で7.1ch音声をそのまま再生できるのは、この4100のみとか。言うのは簡単だが、実際にはビームの出し方やアンプの性能など、ハイレベルな設計が求められるに違いない。

 ヤマハ伝統の高度なDSP技術を支えるチームがあってこそ、実現できたのだろう。同じくお家芸の「シネマDSP」を活かし、テレビのEPGと連動する「おまかせサラウンド」も搭載。自動的に番組内容に合ったサウンドを設定してくれる。

 4100はアンプ内蔵の一体型スピーカーでもある。HDMI入力は4系統装備してBDレコーダー/プレーヤーなどのAV機器をまとめて接続でき、テレビやプロジェクターへ出力できる。別途AVアンプを用意しなくても、充分コントロールセンターとしての機能を果たせるわけだ。

東芝の液晶テレビ「REGZA」と組み合わせれば、サラウンドモード選択などがREGZAのメニュー上で行なえる

東芝の液晶テレビ「REGZA」と組み合わせれば、サラウンドモード選択などがREGZAのメニュー上で行なえる

 さらに、東芝、日立といったメーカーのテレビやレコーダーとHDMIで連携し、基本操作が行なえるHDMIリンク機能も備えている(対応メーカーを拡大中)。これだけの機能を従来モデルよりも遥かに薄い(奥行きはわずか9cm)の横長ボディに収めているのも驚きだが、大画面テレビと一緒にセットする場合も場所を取らず、ますます自由度が拡がっている。


重厚で臨場感たっぷりの音質

今回試聴したのは、YSP-4100をテレビラックに収めた「YSP-LC4100」の音

今回試聴したのは、YSP-4100をテレビラックに収めた「YSP-LC4100」(実売価格20万円前後)の音

 今回はYSP-4100で、5.1chソースを7.1chに変換した音声や、最初から7.1chで収録された音楽ライブなどを聴いたが、これが実に素晴らしい。セパレーションといいサラウンド効果といい申し分ない。

 HD音声だけでなくAAC音声も重視しているそうで、デジタル放送をエアチェックした映画作品の音声は、重厚で臨場感たっぷりだった。また、BDの音楽ライブものの7.1ch音声は当然として、エアチェックした音楽ものの2ch音声を7.1chに変換した音もなかなか魅力的だった。

ワイヤレスサブウーファーキット「SWK-W10」とサブウーファー「NS-SW700」

ワイヤレスサブウーファーキット「SWK-W10」(右、実売価格1万4000円前後)とサブウーファー「NS-SW700」(左、実売価格6万5000円前後)

 なお、ワイヤレスサブウーファーキット「SWK-W10」(別売)と市販のサブウーファーを接続すれば、さらに重低音をワイヤレスで付加できる。独自のワイヤレス伝送技術「AirWired」対応で、クリアな音質が得られるという。

 ただ、基本的に壁に音を反射させてサラウンド感を得るため、壁の素材や表面などに影響を受けないとは言えないだろう。また、部屋の中にビームを遮るものがあった場合、本来の性能が発揮できにくそうである。もちろん、なるべく影響の少なそうな高い位置に設置したり、DSPで巧みに処理すればいいのだが、自宅で使用する場合はその点を考慮してセットアップする必要があるかも知れない。


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