BIも、クラウドも、並列処理も!とにかく全部入り
次期SQL Serverはトレンドてんこ盛りDBだった!
2009年11月26日 09時00分更新
セルフ サービス BI&デモンストレーション
セルフ サービス BIは、もっともわかりやすく、かつユーザーにとって魅力的な機能だ。これは現場のエンドユーザーでも、ExcelファイルやAzure上のデータをマージして、「PowerPivot」と呼ばれるExcelアドオンにより、ExcelをフロントエンドにしてBIができてしまうというもので、100万行のデータも高速で分析できることが売りだ。
BIに使われる多次元キューブは、圧縮されてローカルのインメモリーに保持されるが、ワークブックそのものはSharePoint 2010に置かれている。このためセキュリティの確保とデータの共有ができるし、ワークブック自体の自動更新も行なわれる。
こちらもデモンストレーションが行なわれたので、その模様をお届けしよう。
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昨今データウェアハウスをはじめとしたデータ統合や、BIなどの新たなデータ活用が大きな波として訪れているが、今回のデモンストレーションを見る限り、SQL Server/Azureの思想は、物理的には散在しているデータを、SQL Serverのアーキテクチャがバーチャルに統合/活用するものと、捉えられそうだ。
すでに世間的にはクラウドという言葉に流行が移ってしまったが、マイクロソフトが「Software+Service」と提唱し始めた頃からはや数年。S+Sの思想の思想が、SQL AzureとSQL Server 2008 R2で花開いたとも言えるだろう。
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