-洗練されたユーザエクスペリエンスを提供するソリューションブランド「CommunicationCapsule」を立ち上げ-
株式会社エイチアイ(本社:東京都目黒区、代表取締役社長兼CEO:川端一生、以下、エイチアイ)は、オープン&クロスプラットフォーム(*1)に向けて洗練されたユーザエクスペリエンスを実現・提供していくソリューションブランド「CommunicationCapsule」(コミュニケーション カプセル)を新たに立ち上げました。このブランドのコンセプトに基づいた製品第一弾として、3Dキャラクタを介した新しいUI(ユーザインターフェース)「CHAR@re」(きゃらり)を開発したことを本日発表いたします。
エイチアイは、ユーザが興味を持っているニュースを自動的に割り出してタイムリーに表示してくれたり、予定している外出先への乗り換え情報を予め調べておいてくれたりなど、ユーザの手間を代わって引き受けてくれる代理人的機能を“エージェント”と呼び、それを実現するためのさまざまな製品を、CommunicationCapsuleのブランドの下で開発してまいります。
第一弾製品であるCHAR@reは、エイチアイのアバター構築に関する技術やノウハウ、グラフィックス技術を集約することにより実現した、Windows® PC向けのエージェント型UIソリューションです。3Dならではの表現力豊かなキャラクタがデスクトップ上で軽快に動作し、先進的なユーザエクスペリエンスによって、ユーザのライフスタイルを楽しく快適にサポートいたします。
●ダイレクト情報プッシュ機能
サーバとの連携が可能なため、コンテンツプロバイダが配信する情報を、キャラクタを介してユーザにダイレクトに届けることができます。ブラウザとの連携も実現しており、情報にURLを付ければ、ユーザがキャラクタのふきだしをクリックするだけでリンク先に直接誘導することが可能です。これによりコンテンツプロバイダは、ユーザに向けた情報発信やサイトへの誘導、サービスの利用度向上につなげる新たなサービスプラットフォームとしてCHAR@reを利用することができます。
●“空気を読む”演出機能
ユーザの作業状況を判断し、ユーザに合わせたタイミングでアクションを実行することができます。これまで存在していたデスクトップ上のキャラクタは、ユーザの作業の邪魔と判断されて画面から消去されてしまうことが多々ありました。CHAR@reは、末永くデスクトップにおいてもらうために、作業中のウィンドウを自動的に回避するアクションや、邪魔になると判断した場合には、キャラクタが自動的にアイコン化するなど、ユーザの“空気を読む”演出が搭載されています。なお、これらの機能には、特許出願中の技術が含まれています。
●メール連携機能
画像やテキストなどの情報をドラッグ&ドロップ、またはコピー&ペーストでキャラクタに持たせることができ、キャラクタを介してあらかじめ設定しておいたメールアドレスにメール送信することができます。例えば、PCで調べたお店の住所や電話番号、もしくはお店への地図画像を、メーラーを起動する必要なくキャラクタを介して携帯電話に送るなど、PCから他デバイスへのキャラクタを介したクロスプラットフォームサービスを実現します。
CHAR@reの各機能は、全てをご利用いただくことはもちろん、ニーズに合わせて一部の機能だけを利用するなど、柔軟な機能選択が可能な設計になっています。
また今後は、音声認識や音声合成を使用した対話型コミュニケーションや、レコメンドなどの機能を拡充していく予定です。例えば、ユーザとキャラクタが対話することで、ユーザの好みを分析し、興味がありそうな書籍をレコメンドしたり、ユーザが欲しい航空券を最も安く買える旅行サイトに誘導したりするなど、実際の人間の“エージェント”を思わせるようなUIを目指します。
CHAR@reは、3D描画エンジンのデファクトスタンダードであるエイチアイの「MascotCapsule®」を利用しています。MascotCapsuleは、OSやハードウェアなどの環境に依存せず、データに互換性があるため、あらゆるデジタル機器と連携し、サービス展開することが可能です。
今後は携帯電話を含めたあらゆる電子機器を3Dキャラクタで連携させるべく、クロスプラットフォームに向けた開発を進めてまいります。
エイチアイは、今後もアバターを応用した先進的なユーザインターフェースをCommunicationCapsuleブランドで提案していくと共に、CHAR@reの機能拡張を進め、アバター事業の拡大を推進してまいります。
【CommunicationCapsuleについて】
携帯電話やAV機器、PCなど身近で使用する機器に、ユーザが愛着を持って末永く使いたくなるような洗練されたユーザビリティやユーザエクスペリエンスを実現するためのソリューションブランドです。OSやハードウェア環境に依存せず、マルチプラットフォーム上で動作できる、さまざまな情報コミュニケーションモデルを利用した各種サービス、アプリケーションを実現するために、いろいろな機能を提供してまいります。
詳細については、http://www.hicorp.co.jp/product/index.html#ccをご参照ください。
*1 オープン&クロスプラットフォーム
オープンOS、その他各種OSや機器の違いに依存しないプラットフォーム非依存性と、異なる機器(プラットフォーム)間における情報伝達やサービス連携を可能にするクロスオーバー機能の、両面を活かしたサービス提供環境。
*Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
*MascotCapsule、CommunicationCapsule、CHAR@reは、エイチアイの日本における商標または登録商標です。
*その他の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
【エイチアイについて】
エイチアイは、組込み機器向けミドルウェア開発の分野で市場をリードする研究開発型企業です。主力製品のリアルタイム3D描画エンジン“MascotCapsule”は、国内携帯電話事業者5社をはじめ米国、韓国、中国など国内外のさまざまな携帯電話プラットフォームに採用されています。また国内および海外の大手携帯電話メーカともグローバルライセンス契約を結んでおり、MascotCapsuleが搭載された携帯電話の世界累計出荷台数は、2009年3月末時点で5億台を突破いたしました。
MascotCapsuleを利用し、コンシューマゲームのクオリティに劣らない多様な3Dコンテンツや3Dを利用したユーザインターフェースなどが、既に広く提供されています。
今後は、家電など携帯電話以外のさまざまな組込み機器へのエンジン提供も、積極的に行ってまいります。詳細については、エイチアイのホームページ(http://www.hicorp.co.jp)をご覧ください。
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社エイチアイ
広報担当:マーケティング部 増田 豊味
E-mail:press@hicorp.co.jp
〒153-0043 東京都目黒区東山1-4-4 目黒東山ビル5F
Tel:03- 3710-9376 Fax:03-5773-8660
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