キヤノン・PIXUS MP990の「手書きナビ」
~手書きでかんたん楽しいフォトレター~
キヤノン製のインクジェット複合機にも「手書きナビ」が搭載されている。先ほど紹介したエプソンのEP-902Aと同じように、写真と手書き文字をうまく重ね合わせて印刷してくれる機能だ。手順も似ており、(1)メモリーカードから写真を選んで、(2)手書き用のシートを印刷、(3)そこに文字などを書き入れて、(4)スキャナーで読み込んで合成/印刷──というステップを踏む。
基本的な手順は同じなので割愛するが、「手書きナビ」は(1)→(2)の間で、本体内に豊富に内蔵されたイラストカットや定型の挨拶、飾り枠(フレーム)を選べる点で優れている。特に、最新のMP990ではイラストカットや飾り枠(フレーム)が充実している。また、手書きシートを詳しく見ても判るように、手書き文字の装飾についてもたくさんの種類が用意されている。
なお両社の複合機ともに、手書きシートの端のほうにバーコード状の白黒パターンがあり、ここに選択した写真データのファイル名や装飾の種類などが記録されている。
そのため、手書き合成印刷に使ったメモリーカードさえあれば、最初の取り込む手順を省略して、シートだけでも手書き文字入りの印刷が可能だ。
例えば、手書き文字を書き足せば、次回からの合成写真に反映される。すべて同じ年賀状を印刷していってもいいが、これを応用して会社や友達といったように、グループごとにデザインを変えるというのもアリだろう。
細かい文字を扱うコツ
手書き文字と写真を合成する機能だけでは、住所や氏名などの細かい文字や「活字」で印刷してほしい部分がうまく書けないもの。そんなときは、昨年の年賀状や名刺など、自分の情報が入ったものを利用しよう。
下の写真のように、必要な部分をハサミなどで切り取り、レイアウトを考えて「手書きシート」の上に貼り付けて、手書きシートからプリントすればいい。手書きではなくても合成してくれる。
つまり市販のスタンプや、イラスト集などのカット(個人で使う場合のみ)も合成できるというわけだ。個性的なデザインの年賀状を省力化して作るためにも、ぜひ覚えておこう。
※第5回に続く
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