複合機を買って、その日のうちに年賀状を完成!
カラープリンターとイメージスキャナーは、どちらもパソコンにつないで使う周辺機器だ。その2つを合体させたのが、前回、前々回で徹底比較したインクジェット複合機である。
しかし、多くの人は複合機をプリンターやスキャナーの延長線上に考えてはいないだろうか? 最新の複合機は、単にプリンターとスキャナーをくっつけて、カラーコピー機能を持たせただけではない。それ自体がまったく新しいイメージ作成マシンとして単独で働いてくれる!
極端な言い方をすればパソコンとつながなくてもいいのだ。無線LANを備えている機種では、パソコンの近くに置かなくてもいいし、煩わしいケーブル接続も不要。
さらにプリンター用ソフトのインストールや設定をせずに、複合機が持っている機能だけで、写真年賀状をはじめ各種グリーティングカード、手描き文字やイラストを組み合わせたハガキ印刷ができてしまう。
というわけで、「シーズン真っ盛り」の今、多機能なインクジェット複合機だけで作る手書き文字付き年賀状の作成方法を紹介しよう。
年賀状はパソコンと素材集でパパっと済ませがちだが、「あけましておめでとう」や「謹賀新年」など、挨拶部分だけは自筆で書きたいという人も多いはず。ただ、ペンタブレットがあるならまだしも、書いた文字をスキャンしてパソコンで合成するのは、やっぱり面倒な作業だ。
そこで複合機の出番になる。エプソンの複合機では「手書き合成シート」、キヤノンでは「手書きナビ」という合成機能が備わっており、複合機単体で写真に自筆の文字やイラストを乗せられる。
手書きでの合成に対応した複合機
メーカー | 機種名 | 直販価格 |
---|---|---|
セイコーエプソン | EP-901F | 4万4980円 |
EP-902A | 3万9980円 | |
EP-802A | 2万9980円 | |
EP-702A | 2万2980円 | |
キヤノン | MP990 | 3万9980円 |
MP640 | 2万9980円 | |
MP560 | 2万1980円 | |
MP550 | 1万9980円 |
年賀状作りに余裕で間に合う今、この記事で勉強しておいて、11月、12月の空いた土日で一気に作ってしまおう!

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