チャットやビデオ、1対1と多対多が入り乱れる
Click-to-Call
最初に実演されたのは、Cisco UC Integration for Cisco WebEx Connectだ。これは、Cisco WebEx Connectに電話機能を追加するアドオンツール。
よく、「電話とメールの違いは、相手の時間を強制的に奪うかどうかだ」という話がされるが、このソリューションを使えば、それが解消される。具体的には、相手に電話をする場合に、まず文字のメッセージで「○○の件です」と入力し、クリックすると電話発信になる。すると相手の電話に文字メッセージが表示されるので、たとえば打ち合わせの際などは、緊急の用件であれば電話を取ればいいし、そうでなければリダイヤルするといった選択が可能になる。この機能は、後述するWeb電話帳で実装されている。
実際のデモでは、チャットからビデオ通話をしたり、1対1のビデオ通話から多人数チャットに切り替えるなど、会話の内容や人数によって、メッセージングのツールを柔軟に切り替えられる特徴が披露された。
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