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T教授の「戦略的衝動買い」 第76回

とことんこだわり抜いた! VAIO X用ケース選び

2009年11月19日 12時00分更新

文● T教授

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Lバッテリーでも合計1kgを切るケースを見つけた

 さて、バッテリー重量だけで85g増えてしまったので、一緒に持ち歩くケースにはダイエットが必要だ。

 最初は、今までまったく使い道がなかったルイヴィトンのブリーフケース(376g)に入れようと考えたが、SとL、いずれのバッテリーを搭載してもケース込みの総重量が1kgを超えてしまう。これなら頑丈な「ThinkPad X200s」を裸で持ち歩いたほうがマシなので、即却下とした。

 今回、筆者がかき集めたケースの中で最軽量のモノは、A4サイズの「プチプチ封筒」(70g)だ。これなら、Lバッテリー搭載のVAIO X(760g)を収納しても、ヘリンボン生地専用ケース(276g)に収納したSバッテリー搭載のVAIO X(676g)より約120g程軽い。アイデンティティーを無視すれば、プチプチ封筒ケースがブッちぎりのハイパフォーマンスだ。

ルイヴィトンのブリーフケース。使い道がなく、余っているとはいえ、重量376gはモバイルPCケース向きではない

ソニー純正ケースでは、軽い方のヘリンボン生地の専用ケース。格好いいが、267gとやや重め

VanNuysが手掛ける、バリスティックナイロン製のVAIO X専用ケース。デザイン的には筆者の好みではないが、軽さが魅力だ

見栄えは悪いが、たったの70gと圧倒的に軽量でプロテクト性も高いプチプチ封筒。グラフィカルなデザインをすることで、理想のモバイルPCケースができるかもしれない

 本来、保護の為のケースになど入れず、そのまま書類カバンにが〜んと放り込むのが、モバイルPCを道具として扱うビジネスマンのスタイルだろう。しかし、キレイなカーボン模様の天板を末永く保ち、将来、機会があれば、オークションで売ろうなんて考えた場合は、ワイルドが常識のモバイルワールドでも、それなりの養生が必要だ。

 ウェブを徘徊してフィットするケースを探すこと1時間。やっと携帯重量とアイデンティティー、そして価格の三面において妥協できる商品を発見した。

 徳島の「Van Nuys」(バンナイズ)が発売しているVAIO X専用ケースだ。重量は実測で152g。これなら、Sバッテリー搭載のVAIO Xなら総重量は830g前後、Lバッテリー搭載のVAIO Xでも910g前後と、いずれも1kgを大きく切ってくれる。

ソニー純正ケースでは、Sバッテリーでも総重量約950gになってしまう。ケース命か、バッテリー命か、プロのモバイルワーカーなら悩わずバッテリーなのかもしれない

プチプチ封筒で、SバッテリーのVAIO Xなら、たった751gで収まる

VanNuysの専用ケースなら、Sバッテリー搭載のVAIO Xで834g

LバッテリーのVAIO Xでも911gと妥協点

当面、筆者は、Van NuysのケースにLバッテリー搭載のVAIO Xを入れて持ち歩いてみるつもりだ。続きは、またいずれ……

 さて、読者諸兄はバッテリーとケースの関係についてどうお考えだろうか?

 アイデンティティーにこだわったブランド物のブリーフケースと、駆動時間が長いLバッテリーを用意して、ごく普通のモバイルPCと同じ1.15kgになったVAIO Xを持ち歩きたいだろうか。

 それとも、大学の授業と同じ約90分駆動のSバッテリーを備えたVAIO Xをプチプチケースに入れて、750gと軽量だが出かけるときにACアダプターを持って行くかどうかいつも悩む人生を選ぶのだろうか。

 筆者は、ひとまずLバッテリー搭載のVAIO XをVan Nuysの専用ケースに入れて900g少しの世界を試してみるつもりだ。20年前にモバイルPCが登場したときと同じく、今も電池重量と駆動時間の関係に決してマジックはない


今回の衝動買い

アイテム:Van Nuys VAIO X 専用ケース
価格:8715円(Van Nuysオンラインショップにて購入)


T教授

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。

 

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