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冬こそ必須! 転ばぬ先のぶっとい杖

無停電電源装置「APC RS 550」を導入した理由

2009年11月20日 18時00分更新

文● ASCII.jp編集部、村山剛史、イラスト●shigezoh

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今回紹介するのは、APC JAPANから7月に発売された「APC RS 550」と「APC RS 400」。家庭でもUPSが必要なの?と半信半疑の読者に対しては、絶対必要と断言しておこう

UPSは電源回りのトラブル全般を面倒みてくれる

 そこで登場するのがUPSだ。こいつには本体の中にバッテリーが仕込まれているので、あらかじめ「家のコンセント→UPS→パソコン」とつないでおくことで、緊急時にはあたかもノートパソコンのバッテリーのように一時的な電力供給源になってくれる。

UPSの仕組み。機器とコンセントの間につなぐ

 といってもデスクトップパソコンの巨大な消費電力を肩代わりするので、たいていは数分~数十分程度しか持たない。UPSに切り替わったことを察したら、まず現状の作業を終わらせて正式な手順で電源を切ることが先決だ。

 あとは原因となった家電の電源を切った上でブレーカーを戻せばOKというわけだ。電圧低下や瞬時停電の場合は、現象が収まるのを待って電源を切り替えるだけで済む。

 今どきのUPSには専用の電源管理ソフトウェアが付いていて、UPSに切り替わった時点で、自動的にシャットダウンする設定も選べる。外出中の電源トラブル時にはありがたい機能だ。

 夏場の落雷シーズンには、同様の現象に加えてサージと呼ばれる瞬間的な電圧の急上昇(瞬時停電の逆)が起きて、コンセントや電話線を通じて機器に ダメージを与える。「近くに雷が落ちたと思ったら、目の前のパソコンとルーターから煙が!」なんてことも十分あり得るから怖い。

 UPSにはサージからの保護機能も付いているので、その点でも安心だ。まあ、電源回りのトラブル全般を面倒見てくれる機器=UPSと考えればよいだろう。用途的にオフィス向けの専用機器と思われがちだが、最近では各社から家庭/SOHO向けのモデルが発売され、俄然注目を集めている。

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