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参照トラフィックを稼ぎ出す人気ページの「正体」 (1/3)

2009年11月16日 15時00分更新

文●中野克平/デジタルコンテンツ部編成課

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※この記事は「現場でプロが培ったGoogle Analyticsの使い方」の第11回です。過去の記事も合わせてご覧ください。


 参照エンジントラフィックの分析の2回目は、コンテンツと参照元サイトの相性をGoogle Analyticsでアクセス解析する方法を紹介します。ユーザーがどの参照元サイトから、どのような動機で訪れ、どのコンテンツを読み、どんな感想を持ったのかをアクセス解析ツールから読み取る手法を紹介し、コンテンツの改善や時流の変化に気づけるようにします。

「参照元サイトについては、前回も説明がありましたよ。参照トラフィックが増えていることに気づいたら、どの参照元から増えているのか調べて、さらに新規セッション率が高い参照元を見つけて、潜在的ユーザーを獲得する、という話でした」――実は、参照トラフィックが増える理由は大きく2つあるのです。

  • ユーザー数の多いWebサイトで取り上げられ、多くのユーザーが訪れる
  • たくさんのWebサイトで取り上げられ、多くのユーザーが訪れる

 参照サイトで訪れるのは紹介客です。前回紹介したのは、Yahoo!ニュースのようにユーザー数の多いWebサイトで取り上げられる場合で、テレビ番組で有名人が「○○というお店のケーキがおいしい」と紹介するようなものです。影響力の大きいWebサイトからのリンクが張られることで、大勢のユーザーが訪れます。一方で、ユーザー数の少ないWebサイトで取り上げられても、参照トラフィックが如実に増えることは普通はありません。しかし、そのページに世間を騒がせるほどの影響力があれば、ユーザー数の多いWebサイトで取り上げられなくても、巨大な参照トラフィックが発生します。

 以下は、ASCII.jpのあるサブドメインについて、ある期間を比較したときの表です。

期間A 期間B 増減
全体 セッション数 474,448 670,436 +41.31%
平均ページビュー 4.42 4.48 +1.48%
ページビュー 2,095,695 3,005,095 +43.39%
直帰率 43.60% 43.59% -0.02%
ノーリファラー セッション数 110,403 128,675 +16.55%
構成比 23.27% 19.19% -17.52%
平均ページビュー 5.18 5.63 +8.57%
直帰率 38.72% 38.42% -3.42%
参照サイト セッション数 178,914 341,798 +91.04%
構成比 37.71% 50.98% +35.19%
平均ページビュー 4.18 3.98 -4.76%
直帰率 42.11% 44.53% +5.75%
検索エンジン セッション数 185.131 199,963 +8.01%
構成比 39.02% 29.83% -23.56%
平均ページビュー 4.19 4.61 +9.92%
直帰率 47.94% 45.96% -4.15%

 表からサイトの傾向を読み取ります。期間Bは期間Aに比べてセッション数が41.31%増え、平均ページビューも1.48%増えたため、ページビューは43.39%伸びました。セッション数はどのトラフィックでも増えていますが、参照サイトが91.04%(16万2884セッション)増えているのが特徴です。では、16万2884セッションものトラフィックはどのWebサイトから誘導されてきたのでしょうか。

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