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買うならどれだ!? Windows 7最新パソコン特集 第3回

Windows 7で地デジを堪能したい! 地デジノート対決

2009年11月14日 13時00分更新

文● 二瓶 朗

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ワイヤレスで地デジを見る・録る
NEC LaVie L LL770/VG

LaVie L LL770/VG

LaVie L LL770/VG。左がワイヤレスTVデジタルユニット

 NECの「LaVie L LL770/VG」は、同社のノートパソコンの中でも最上位機種となる製品だ。16型ワイドでフルHD解像度の「スーパーシャインビューEX液晶」を採用し、記録型BDドライブを内蔵する。ちなみに、16型という比較的小さいサイズながら、フルHD解像度の液晶パネルを採用する地デジノートは、このLaVie Lだけだ。

 筐体は柔らかい曲面で構成される「スムース&ラウンド」デザインで、全般的に見れば、大きめサイズで機能が充実したよくあるノートパソコンである。本機最大の特徴は、外付けユニットとして同梱される「ワイヤレスTVデジタル」にある。

本体前面

本体前面。メモリーカードスロット、IEEE1394端子などが配置される。無線LANのオン/オフスイッチも前面に

本体背面

本体背面。HDMI出力やアナログRGB、LAN端子など、あまり抜き差ししない端子類が配置される

本体左側面

本体左側面。USB×3と記録型BDドライブが配置

本体右側面

本体右側面。ExpressCardスロットやeSATA端子など、拡張端子類が配置

大きめボディーで余裕のあるキーボード

大きめボディーで余裕のあるキーボード。キーボード上部にはスピーカーと、電源ボタンをはじめ。「彩りプラス」などの各種スイッチが配置される


外付けにすることで機動性が増す地デジ

LL770/VGに同梱される「ワイヤレスTVデジタル」

LL770/VGに同梱される「ワイヤレスTVデジタル」。サイズは幅31×奥行き177×高さ172mmで、やや大きめの無線LANアクセスポイントといったところ

 「ワイヤレスTVデジタル」ユニットは、地上/BS/110度CSデジタル放送3波に対応したデジタルテレビチューナーユニットである。このユニットで受信したテレビ放送を、無線LAN(802.11n)接続でLL770/VG本体に送信して視聴、録画する。

ユニット背面

ユニット背面。外付けチューナーとしたことで、ノートながらBS/110度CSデジタル放送にも対応した

 ワイヤレスTVデジタルを利用することで、ノート本体にはテレビの配線が不要となる。無線LANの届く範囲内であれば、どこに本体を移動させてもテレビを視聴できるわけだ。重量3kgを超えるノートであるから、外に持ち出すことはほとんどないだろうが、自宅のどの部屋でもアンテナケーブルの取り回しに苦労することなく、好きな場所でテレビが見られるのは大きなメリットだ。

 ワイヤレスTVデジタルとノート本体の接続に複雑な設定は必要なく、設定ツールの初期設定ウィザードを実行するだけで完了する。なお、テレビ放送の転送時に通信データは暗号化されているため、LL770/VG以外でテレビ放送を受信することは不可能だ。

イヤレスTVデジタルの初期設定画面

ワイヤレスTVデジタルの初期設定画面。ユニットの電源をいれて設定ツールを起動するだけで接続が完了する

 また、ワイヤレスTVデジタル背面のLAN端子を宅内LANに接続すれば、テレビチューナーとしてだけでなく、無線LANアクセスポイントとしても利用できる。

LaVie L LL770/VG の主な仕様
CPU Core 2 Duo P8700(2.53GHz)
メモリー 4GB
グラフィックス Intel GS45 Expressチップセット内蔵
ディスプレー 16型ワイド 1920×1080ドット
ストレージ HDD 500GB
テレビ機能 地上/BS/110度CSデジタル放送チューナー(外付け)
無線通信機能 IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth 2.1
サイズ 幅380×奥行き267×高さ39.8mm
質量 約3.1kg
バッテリー駆動時間 約1.2時間
OS Windows 7 Home Premium 32bit版
実売価格 21万5000円前後

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