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買ったからには全部言いたい! ペンタ「K-x」の魅力 第4回

コンパクトなボディにはコンパクトなレンズを!

2009年11月12日 12時00分更新

文● 小林 伸

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 クラス最小、最軽量(APS-Cサイズに相当する撮像素子を搭載した1000万画素以上のデジタル一眼レフカメラにおいて)な「K-x」。当然、コンパクトなレンズを取り付けて気軽に外に持ち出したくなる。ペンタックスの交換レンズ群にはパンケーキタイプと呼ばれる極端にレンズ全長の短いものがいくつか存在している。その中でもとびきり薄めの3本を今回は紹介していきたい。


素直なボケ味が魅力の標準レンズ

DA40mm F2.8 Limited。専用のフードは同梱。レンズキャップはこのフードの先端にねじ込むタイプになっている

「DA40mm F2.8 Limited」。専用のフードは同梱。レンズキャップはこのフードの先端にねじ込むタイプになっている

K-xにDA40を装着したときの様子。真横から見た写真(左)はフードを外したときの様子。カメラボディーのペンタ部より少しだけしか前にはみ出ない。これぞパンケーキレンズと言えるだろう

 まずは標準レンズの「DA40mm F2.8 Limited」(以下DA40、直販価格4万2000円)。全長15mm、重量90gという薄さと軽さ。レンズ部の突出が非常に少ないのでボディに装着したときの見た目もボディキャップだけして持ち歩いているかのような、存在感の薄いレンズだ。

 しかし、35mmフィルム換算で61mm相当の画角と、F2.8という明るい開放値、さらに単焦点レンズゆえの素直なボケ味がこのレンズの存在価値になっている。デジタルカメラ専用の最新の設計で、逆光時にもコントラストを失うことも無い。少し画角は狭めではあるが、標準レンズとしてスナップ用に、またポートレイト用としても使いでのあるレンズだろう。

開放から1/3段絞っただけで撮影。背景のボケ味は柔らかくきれい。被写体との距離感だけで広角的な絵にも望遠的な絵にもなる使いやすいレンズだと感じた

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