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初のデータウェアハウス&OLTP向けデータベース・マシン
「Exadata Version 2」を国内発表

2009年11月11日 11時10分更新

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初のデータウェアハウス&OLTP向けデータベース・マシン
「Exadata Version 2」を国内発表

日本オラクル株式会社(東京都港区北青山、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄)は、米国2009年9月15日にオラクル・コーポレーションのラリー・エリソンCEOとサン・マイクロシステムズのエグゼクティブ・バイスプレジデント、ジョン・ファウラーが発表した、世界初となるデータウェアハウス&OLTP向けデータベース・マシンの国内提供計画を発表します。

オラクルとサンが開発した「Exadata Database Machine Version 2」は、世界最速のデータウェアハウスおよびオンライントランザクション処理(OLTP)マシンです。

業界標準のハードウェアコンポーネントとサンのFlashFire技術、「Oracle Database 11g Release 2」、「Oracle Exadata Storage Server Software Release 11.2」を採用し構成された「Sun Oracle Database Machine Version 2」は、データウェアハウス向けVersion 1の2倍の速度を実現します。

「Sun Oracle Database Machine Version 2」は、サンのFlashFire技術に基づいた「Exadata Smart Flash Cache」を採用することにより、オンライントランザクション処理(OLTP)において高速な性能と拡張性を実現し、データウェアハウス・アプリケーションの枠を超えます。

「Exadata Version 2」として、以下の4つの構成が提供されます。フルラック(8台のデータベースサーバーと14台のストレージサーバー)、ハーフラック(4台のデータベースサーバーと7台のストレージサーバー)、クオーターラック(2台のデータベースサーバーと3台のストレージサーバー)、ベーシックシステム(1台のデータベースサーバーと1台のストレージサーバー)。「Exadata」全4構成はただちに提供が開始されます。

「Sun Oracle Database Machine」により、オラクルの顧客はデータ保存量を10倍以上拡大し、アプリケーション変更を行わずにデータ検索速度を10倍以上高速化することが可能になります。

Sunのハードウェア
 ・SunのFlashFireフラッシュカードがOLTPの高速化を実現
 ・80%高速化したCPU - Intel Xeon (Nehalem) プロセッサー
 ・50%高速化したディスク - 600 GB SAS Disks 6 GB / 秒
 ・200%高速化したメモリー - DDR3メモリー
 ・125%拡大したメモリー - 1台のデータベースサーバーあたり72 ギガバイト
 ・100%高速化したネットワーク - 40 GB / 秒 InfiniBand
 ・1ラックあたりディスク容量100 TB (SAS)および336 TB (SATA)

オラクルのソフトウェア
 ・世界初のフラッシュ対応データベース -「Oracle Database 11g Release 2」
 ・10~50倍データ圧縮を実現するHybrid Columnar Compression
 ・さらなるクエリ実行の高速化を実現する圧縮データのスキャン
 ・ディスクI/Oをさらに削減するStorage Index
 ・Smart Scanを採用したストレージへのクエリ処理のオフロード
 ・ストレージサーバー上におけるデータ・マイニングのスマートスキャンモデル

「Sun Oracle Database Machine」上で実行するアプリケーションがFlash Storageへ1秒あたり最大100万I/O処理を達成

参考資料
 「Oracle Database Machine」 http://www.oracle.com/database/database-machine.html
 「Oracle Exadata」 http://www.oracle.com/database/exadata.html
 「Oracle Database 11g」 http://www.oracle.com/database/index.html

●日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点とした情報システム構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日に店頭市場へ株式公開、2000年4月28日に東証一部上場。従業員数2,226名(2009年 5月末現在)。

■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報室 玉川
Tel: 03-6834-4837 / Fax: 03-6834-6144 / E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press/

* Oracleは、米国オラクル・コーポレーション及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標です。


<参考>
価格:3,995万円(税込み)から
提供開始時期:2009年11月11日より
製品の問合せ先:Oracle Direct Tel: 0120-155-096

<本発表に向けたパートナー各社からのコメント>
◆アクセンチュア株式会社
アクセンチュアでは、豊富なコンサルティングおよびシステム構築経験から培われた専門知識・ノウハウに基づき、お客様の企業価値創造に貢献しています。
このたび発表された「Oracle Exadata V2」は、ますます複雑化・大量化するトランザクションデータボリュームと、お客様の経営層からの新業務立ち上げ・システム導入までの期間短縮要請という相反する2つの課題解決に大きく寄与するものであり、アクセンチュアでは「Oracle Exadata V2」を活用した新システム導入サービス提供を今後ますます推進してまいります。

アクセンチュア株式会社 システムインテグレーション&テクノロジー本部
Oracleビジネスインテグレーショングループ統括 エグゼクティブパートナー 大薗 博明

◆伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社は、ハードウェアの最新機能との融合でさらに高速化された「Oracle Exadata V2」の出荷開始を歓迎いたします。CTCは、「Oracle Exadata V1」発表当初よりOLTP用途での利用についても期待をしてきました。FlashFire テクノロジーの搭載によってOLTPの高速化を実現した「Oracle Exadata V2」は、それを可能なものとしています。CTCは、DWHからOLTPまでを最適化する「Oracle Exadata V2」を、データベース統合基盤ソリューションとして、お客様に提供して参ります。

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
取締役 兼 常務執行役員 クロスファンクショングループ 担当役員 齊藤 晃

◆株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
NTTデータでは、大規模化・大容量化がすすみ、性能・コスト等の問題を抱える情報系システムへの有効な選択肢として、「Oracle Exadata V2」の発表を歓迎いたします。集計処理に加え、OLTP用途でも利用できる「Oracle Exadata V2」により、金融、製造、流通、医療等の様々な分野で多くのお客様にさらなる高度・高品質データ活用サービスをご提供できるものと期待し、強力に推進していきます。

株式会社NTTデータ 技術開発本部 副本部長 関根 純

◆エヌ・ティ・ティ・データ先端技術株式会社
NTTデータ先端技術は「Oracle Exadata V2」の日本市場における発表を歓迎いたします。弊社は「Oracle Exadata V2」の米国発表直後にオラクル・コーポレーションから技術説明を受け、「Oracle Exadata V2」が今日のITシステムに求められる要件をより幅広くカバーすることを確認しました。
今後は実機検証や実システムへの適用をとおして新技術に対する知見を高め、お客様にとって満足度の高いシステムを引き続き提供してまいります。

NTTデータ先端技術株式会社 執行役員 オラクル事業部長 青木 俊一

◆新日鉄ソリューションズ株式会社
新日鉄ソリューションズ株式会社は、新しい「Oracle Exadata V2」の国内提供開始を歓迎いたします。新しい技術の採用により、データウェアハウスのみならずオンライントランザクション処理においても大きく強化され、お客様のTCO削減に寄与する製品として期待しております。

新日鉄ソリューションズ株式会社
業務役員 ITインフラソリューション事業本部営業本部長 林田 栄一

◆住商情報システム株式会社
住商情報システム株式会社は、今回の「Oracle Exadata V2」の国内提供開始を心より歓迎いたします。オラクルが長年培ったデータベーステクノロジーとサン・マイクロシステムズの高速なハードウェアの組み合わせによる「Oracle Exadata V2」が提供されることで、より一層導入が加速され、お客様が求める情報処理のボトルネック解消による生産性の向上や業務の改善に貢献できることを期待しています。
弊社は、「Oracle Exadata V1」における先行した導入実績を生かし、新たに提供される「Oracle Exadata V2」の導入に積極的に取り組むことで、お客様への安心かつ早期導入を支援するとともに、今後も日本オラクルとのパートナーシップを通じてお客様に最適なソリューションを提供して参ります。

住商情報システム株式会社 プラットフォームソリューション事業部門
IT基盤ソリューション事業部長 向井 健治

◆ソフトバンク・ペイメント・サービス株式会社
ソフトバンク・ペイメント・サービスは「Oracle Exadata V2」の発表を心より歓迎いたします。ビジネスのスピードが従来に比べて大きく変わり、情報から変化を素早く把握し次のアクションに繋げる、というサイクルを短い周期で実現することが求められています。「Oracle Exadata V2」の圧倒的なパフォーマンスが導入企業の迅速な経営判断を可能とし、ビジネスが加速される事を期待しています。
ソフトバンクグループでは「Oracle Exadata V1」を業界に先駆け導入して参りました。今後もオラクル社との強力なパートナーシップのもと、「Oracle Exadata V2」の発展に向けてご支援してまいります。

ソフトバンク・ペイメント・サービス株式会社
代表取締役社長 阿多 親市

◆東芝ソリューション株式会社
東芝ソリューション株式会社は、「Oracle Exadata V2」がお客様の求める新たなITシステムの実現に貢献されるものと期待しております。
弊社はオラクル、サン・マイクロシステムズ両社と、国内市場開拓期からパートナーシップをもって協業してきました。両社のテクノロジーが組み合わされた「Oracle Exadata V2」は、弊社が長年に亘って培ってきた技術を活かし、お客様のIT構築のお役に立てる製品と考えております。

東芝ソリューション株式会社 取締役
プラットフォームソリューション事業部長 栗原 高明

◆日本電気株式会社
日本電気株式会社は、「Oracle Exadata V2」の国内提供開始を歓迎いたします。
業界標準として実績のあるOracleデータベース製品を核とし、「Oracle Database 11g R2」の新機能を採用、企業内の各種データを分析・加工して活用するための情報活用基盤となる製品と、注目しております。
オラクル社とは米国オラクル社も含めた強力な協業関係を基盤として、多くのお客様の重要なシステムをご提供してまいりました。これからも、オラクル社と共にお客様からのご要望にお応えし、お客様の経営を支える最適なIT基盤をご提供してまいります。

日本電気株式会社 システムソフトウェア事業本部長 池田 治巳

◆富士通株式会社
富士通株式会社は、「Oracle Exadata V2」の日本市場における発売を歓迎いたします。
このたびの「Oracle Exadata V2」の高速処理を最大限に活かすことで、データウェアハウス処理で高速なレスポンスを提供することが可能になります。これにより、お客様の経営のスピード化に貢献すると確信しています。
また、「Oracle Database」と当社のUNIXサーバ「SPARC Enterprise」、PC サーバ「PRIMERGY」、ストレージシステム「ETERNUS」などを組合せた高信頼 ・高性能なITインフラを、今後も両社の協業のもと、お客様に提供してまいります。

富士通株式会社 執行役員常務 山本 正己


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