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次世代ゲーム機『Zeebo™』向けタイトル「Resident Evil® 4: Zeebo edition」にエイチアイの3D描画エンジン“MascotCapsule® eruption”が採用

2009年11月09日 11時00分更新

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次世代ゲーム機『Zeebo™』向けタイトル「Resident Evil® 4: Zeebo edition」にエイチアイの3D描画エンジン“MascotCapsule® eruption”が採用

株式会社エイチアイ(本社:東京都目黒区、代表取締役社長兼CEO:川端一生、以下、エイチアイ)は、新興国をターゲットにしたZeebo, Inc.(本社:米国カリフォルニア州サンディエゴ市、CEO:ジョン・リゾ)の据え置きタイプの家庭用次世代ゲーム機『Zeebo』(ジーボ*1)に向けて、株式会社カプコン(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:辻本春弘、以下、カプコン)が開発した「Resident Evil 4: Zeebo edition」(邦題「バイオハザード4」のZeebo版)に、エイチアイの3D描画エンジン“MascotCapsule eruption”(以下、eruption)が採用されたことを発表いたします。
 
2008年2月にauのEZアプリ(BREW®)にて配信開始された「バイオハザード4 モバイルエディション」(*2)に引き続き、今回のZeebo向けの開発においてもeruptionが利用され、3Dならではの豊かな表現力と圧倒的な臨場感を実現しました。

本件について、カプコン 開発統括本部 MC開発部長 兼プロジェクト企画室長の手塚武氏は、「eruptionを使用したことにより、EZアプリ版から非常に容易に移植作業を進めることができました。また、グラフィックスのクオリティも極めて高いことから、Zeeboユーザに対してカプコンの技術力の高さをアピールすることができると思います」と述べています。

Zeebo コンテンツサービス部門 シニア・バイス・プレジデントのマイク・ユン氏は、「バイオハザード4のような人気ゲームが当社のZeeboプラットフォーム向けに開発、発売されることを大変うれしく思います。バイオハザード4を皮切りに、日本のゲーム会社に広く採用されているMascotCapsuleの技術を利用することで、今後多くの素晴らしいゲームが弊社のプラットフォーム向けに開発、発売されることを期待しています」と述べています。

なお、本件を機にeruptionがZeeboに対応したことにより、今後ゲーム会社は、Zeebo向けの新たなゲーム開発にeruptionをご利用いただくことが可能です。さらに、フルソフトウェアの3D描画エンジン「MascotCapsule V3」(*3)も合わせてZeeboに対応いたしました。
※開発環境の提供方法については、後述の「開発環境の提供方法」をご参照ください。


【MascotCapsule eruptionについて】
従来製品に比べ飛躍的な高速化を実現した、OpenGL® ES 1.0/1.1(Khronos Groupが策定した、組込み機器向け3Dグラフィックス用API)対応の3D描画エンジン。本製品を使用することにより、高速化が進んでいる3Dハードウェアアクセラレータの性能を充分に引き出し、高いフレームレートかつ、高い表現力のコンテンツを開発することが可能になります。
市販の3D制作ツール(Autodesk® Softimage®、Autodesk® Maya®など)で作成したモデルやアニメーションのデータをロードすることができる他、さまざまな演出機能や効果もあらかじめ多数装備しているので、従来よりも容易にハイクオリティ・ハイパフォーマンスなゲームやコンテンツの開発が可能となり、同時に開発工数の削減効果も期待できます。
仕様や機能などの詳細については、http://www.hicorp.co.jp/product/eruption.htmlをご参照ください。

【開発環境の提供方法】
開発環境の提供には、使用許諾契約(有償)が必要となります。詳細については、こちら(adinfo@hicorp.co.jp)にお問い合わせください。


*1 Zeebo
携帯電話の3Gネットワークを用いたゲーム機で、「ZeeboNet™」からゲームソフトをダウンロード購入することができます。6月よりブラジルでの発売を開始しました。詳しくは、Zeebo公式サイト(http://www.zeebo.com.br)をご参照ください。

*2 バイオハザード4 モバイルエディション
2008年2月1日のリリース記事(http://www.hicorp.co.jp/pressroom/for_press/2008/press_080201.html)をご参照ください。

*3 MascotCapsule V3
特定のハードウェアを必要としない、フルソフトウェアの軽量な3D描画エンジンです。
詳細については、エイチアイのウェブサイト(http://www.hicorp.co.jp/product/v3.html)をご参照ください。


*MascotCapsuleは、エイチアイの日本における登録商標です。 
*その他の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。


【エイチアイについて】
エイチアイは、組込み機器向けミドルウェア開発の分野で市場をリードする研究開発型企業です。主力製品のリアルタイム3D描画エンジン“MascotCapsule”は、国内携帯電話事業者5社をはじめ米国、韓国、中国など国内外のさまざまな携帯電話プラットフォームに採用されています。また国内および海外の大手携帯電話メーカともグローバルライセンス契約を結んでおり、MascotCapsuleが搭載された携帯電話の世界累計出荷台数は、2009年3月末時点で5億台を突破いたしました。
MascotCapsuleを利用し、コンシューマゲームのクオリティに劣らない多様な3Dコンテンツや3Dを利用したユーザインターフェースなどが、既に広く提供されています。
 今後は、家電など携帯電話以外のさまざまな組込み機器へのエンジン提供も、積極的に行ってまいります。詳細については、エイチアイのホームページ(http://www.hicorp.co.jp)をご覧ください。

【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社エイチアイ
広報担当:マーケティング部  増田 豊味
E-mail:press@hicorp.co.jp
〒153-0043 東京都目黒区東山1-4-4 目黒東山ビル5F
Tel:03- 3710-9376 Fax:03-5773-8660

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