PDF作成ソフトは、
フリーソフトからパッケージまで豊富に
PDFファイルの作成ソフトは、パッケージとしても数種類販売されており、数千円程度の低価格なものもある。また、Web広告などの表示はあるものの無償ソフトウェアもインターネットから入手可能だ。
企業や部署単位で継続的に利用するなら、ユーザーサポートも受けられるパッケージソフト。部内で個人的に利用したいだけなら、まずはフリーソフトを試してみるのがいいだろう。
ソフトウェアによっては、PDFファイルにパスワードを設定できるものもある。外部に配布する文書でも、関係ない人には読まれたくない(担当者のみ閲覧可能にしたい)といった文書なら、パスワードを付けておくと便利だ。
パッケージソフトとしては以下の製品群が著名で入手しやすい。
- Acrobat 9 Standard
- 3万6540円(アドビストア価格)/1万3125円(同 アップグレード版)
アドビ システムズ http://www.adobe.com/jp/products/acrobat/
パスワード設定からPDFファイルの編集・加工まで行なえる、PDFファイル作成・編集の定番ソフト - いきなりPDF 7
- 2990円
ソースネクスト http://www.sourcenext.com/titles/pdf/
パスワード設定、ページ入れ替えなどが可能。Word/Excel/PowerPointのプラグインも装備 - JUST PDF[作成]
- 2100円(JustMyShop価格)/1995円(同 ダウンロード版)
ジャストシステム http://www.justsystems.com/jp/products/justpdf/
パスワード設定、ページ入れ替え、PDFファイルへの一括変換などが可能
■Amazon.co.jpで購入
一方、フリーソフトウェアとしては以下の3製品などが代表的だ。
- PDFCreator
- http://pdfforge.org/
- PDF reDirect
- http://www.exp-systems.com/
- PrimoPDF
- http://www.primopdf.com/
フリーソフトウェアの3つは、いずれもプリンタドライバー形式となっており、文書ファイルを編集・作成したアプリケーションから印刷実行時に、該当ソフトのプリンターを選択してPDFファイルを作る。
なお、PDFCreatorとPrimoPDFはメニューなどの日本語表示に対応しているが、ファイル名などに日本語文字(2bytes文字)を使っていると文字化けすることがあるので、あらかじめ英語表記(1byte文字)にしたほうがいい。
たとえばPDFCreatorは、デフォルトでファイル名に文書タイトルを使う。このとき、日本語のタイトルを付けた文書では、ファイル名エラーが出るケースがあり、修正作業が発生する。毎回その場で文書タイトルを変更してもいいが、設定画面でファイル名を日付などに変更しておくと、手間が省けるし先に紹介したPDFファイルのバージョン管理にも役立つので便利だ。
ちなみに、いずれも生成されるPDFファイルの画質には見た目上ほとんど差がないので、好みで使いやすいものを選ぶといいだろう。
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