PND選びのポイントその4――目的地を見つけやすいのはどれ?
PNDの性能差は、内蔵しているメモリーの容量に起因している。検索データの収録数やジャンルごとの詳細データなどもメモリー容量が大きいほど豊富となる。だが、ハイクラスのPNDだと独自の検索項目なども充実しているので、目的地を選択するのに必要だと思う検索ジャンルが入っているモデルを選ぶべきだろう。
情報量で選ぶならコレだ!
情報量の豊富さなら、通信機能を備えるAVIC-T20が圧倒的に有利。飲食店の詳細やガソリンスタンドの販売価格などもインターネットの情報から確認できる。PNDに収録されたデータ量を見ると、NV-SB540DTは住所検索が3500万件、電話番号検索が4000万件、施設検索が1000万件。CN-MP180Dは、住所検索が3600万件、電話番号検索が910万件となっている。
予測時間とのギャップが少ないのはコレだ!
長距離の移動や渋滞時期の移動は、目的地までどのくらいの時間が掛かるか分からなく予定が立てにくいことがあるだろう。そこで、目標となるのが到着予想時間。ここでは、高速を使った100km程度の道のりを通り、実際の到着時間と予想時間のずれを確認した。
機種名 | 予想時間(実際とのずれ) | 実際にかかった時間 |
---|---|---|
AVIC-T20 | 94分(+34分) | 60分 |
NV-SB540DT | 65分(+5分) | |
CN-MP180D | 77分(+17分) |
予想時間と実際の時間がもっとも近かったのはNV-SB540DTだった。その誤差は約5分、これはFM多重VICSを唯一搭載していたからかもしれない。一方で、もっとも時間にずれが生じたのはAVIC-T20で、約34分だった。
検索スピードが最も速いのはコレだ!
ここで紹介するPNDは、どれもルート探索で目的別に最適なルートを表示してくれる。このルート案内を表示する時間を比較してみた。もっとも早かったのはNV-SB540DTで、もっとも遅かったのがAVIC-T20。これは内蔵メモリーの性能によるところが大きいはず。ただし極端に遅いことはないので、ルート探索の時間でストレスを感じることはないだろう。
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