PND選びのポイントその2――地図が見やすいのはどれ?
左右2画面表示や2D、3D切り替え表示などは、このクラスだと当然の機能となる。そのため差が出てくるのは、市街地の詳細地図や3Dランドマーク表示などだろう。また、地図の色使いもユーザーによって好みがあるはずなので、実際に見て判断するのが良い。
パイオニア「Air navi AVIC-T20」
AVIC-T20は、表示スケールが50m~500kmと他の2モデルに比べて詳細な表示が一段階少ないのが気になる。だが、市街地の細かい地図までいらないという人や、都心部は大通りしか通らないという人なら問題ないだろう。その他の表示は3D・2D切り替え、文字の大きさ調整、ハイウェイモードなど、HDDのハイクラスから踏襲するデザインを用いている。カロッツェリアブランドを使用しているユーザーなら見慣れているだろう。
サンヨー「GORILLA NV-SB540DT」
HDDモデルに負けない地図情報を収録しているNV-SB540DT。看板や建物などをリアルに再現した3Dリアル交差点や方面看板、都市高速入り口画像など迷いやすいポイントを実際の景色と同等の画像で案内してくれる。また、全国の主要名所は3Dの立体アイコンを用いて表示。これもオリジナリティがあって面白い機能だ。表示スケールも詳細で25mとなっていて、細かい街路も表示している。3モデルの中では、もっとも再現性が高いマップとなっている。
パナソニック「ストラーダポケット CN-MP180D」
地図スケールは25m~200kmの範囲で表示ができ、2D・3D・左右2画面表示と申し分ない地図機能を持っているCN-MP180D。市街地も詳細な地図を表示するため、小道に入っても迷うことがない。ハイウェイモードでは出入り口のETCレーンも表示するので、ドライバーはどのレーンを通ればよいかがすぐに分かる。というように優れた地図表示となるが、NV-SB540DTと比べると3Dランドマークや交差点名の表示が見づらいと感じた。
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