PND選びのポイントその2――地図が見やすいのはどれ?
カーナビの要とも言えるのが地図の見やすさだろう。地図データは、オリジナルのものを使用する場合と地図製作メーカーのものを使っている2タイプに分けられる。NV-U3Cはオリジナルで、nuvi 205はゼンリン製、RM-C3520はMAPPLE製となる。3Dガイドや市街地詳細地図などの便利機能は、内蔵メモリーのサイズに左右されるので、なるべく大容量のタイプを選びたい。
ソニー「nav-u NV-U3C」
NV-U3Cの地図データは、4GBの内蔵メモリーを使用しているので市街地の詳細や道路上にある方面看板の再現、3段階の3D表示など見やすさを重視した機能が用意されている。使ってみると、市街地の細かい道路の再現性も高くかなり見やすい。ハイウェイモードも採用していて、前方にあるPAやICまでの距離や時間を表示。音声ガイドも的確で、交差点を曲がるときは、交差点名や距離などをアナウンスしてくれる。
いいよねっと「GARMIN nuvi 205」
nuvi 205の地図データは、独特な表示とスケールなので見慣れるのに多少の時間が掛かる。収録されている地図データは、2GBの内蔵メモリーなので他のモデルに比べると劣るところがある。特に市街地の細かい道路などの再現性が不足しているように感じた。ルート案内時も、交差点の細部表現に欠けているので、やや見づらい点もある。だが、マップは、2D、3D、ノースアップの3モードで表示ができ、表示スケールも20m~800kmと幅広い。
RWC「XROAD RM-C3520」
4GBの内蔵メモリーにMAPPLEの地図データを収録しているRM-C3520。今回使った3モデルの中でもっとも地図が見やすいと感じたモデルだ。市街地の細かい道路まで再現されているのと、ランドマークが3D状のアイコンで表示されるなど、一見して走行している周囲が分かりやすいのが特徴と言える。ハイウェイモードも採用していて、進行方向の3つ先までのICやSAを表示する。また、SAの駐車スペースやトイレの位置などを表示する便利機能も付いている。
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