オレ達はPNDをとことん楽しみたいんだ！ 第1回

気軽に使えるエントリーPND、どれが買い？

結論：あなたに合ったモデルはコレだ！

ソニー「nav-u NV-U3C」

　価格は他のモデルよりも高く、全体的に性能はトップレベルにあった。例えば、ルート探索方法や目的地検索方法、独自のグルメ情報など優れた点が多い。それでも、ハイウェイモードの細かい設定や市街地地図の再現性は、RM-C3520に負けているところもあるので、価格が高いからといってすべてが優れているわけではなかった。といってもオールラウンドで使える印象なので、コンパクトサイズのPNDを探しているなら選択肢のひとつに入れておくべきだろう。

いいよねっと「GARMIN nuvi 205」

　内蔵メモリーの小ささや独特な地図表示の方法など他のモデルに比べて不利な面が多かったのがnuvi 205。だが、住所検索の収録数は「RM-C3520」よりも豊富だし、地図も見慣れれば問題ないだろう。それよりもガーミンの特徴である海外で使用できるというのは大きな強みになるはず。例えば、海外で運転するときや旅行で知らない街にいくなど様々なシチュエーションで役に立つだろう。そして、通貨レートを計算してくれる機能や世界時計が付いている点も海外使用を考慮したモデルといえる。

RWC「XROAD RM-C3520」

　RM-C3520は、コストパフォーマンスに優れた一台といえる。内蔵メモリーは4GBだし、収録する地図データはMAPPLEを使っている。そのため、ガイドブックのような情報も豊富に入っていて、観光地を巡るときにも使える。そのうえ、市街地の詳細地図の再現性などはNV-U3Cに負けない性能も保持。だが、マウントの設置姓やGPSの精度など不満点もあるので、コストパフォーマンスに優れたという判断になる。機能面では、3台の中で唯一動画や音楽の再生ができるのも魅力だろう。

著者紹介――真鍋裕行

　大学在学中にニューズ出版に入社、走り系クルマ雑誌「ハイパーレブ」「レブスピード」の編集部を経て、現在はフリーランスに。自身も愛車のフェアレディZ(Z33)を駆ってレースや走行会に参加するなど、走って書ける自動車ライター・エディター。