内部で処理できるHDR機能
新機能がHDR撮影機能だ。明暗差のある被写体に対し、一度のシャッター動作で明るい部分に基準を合わせた写真と、暗い部分に基準を合わせた写真の2枚を連写し、それぞれの適正な露出部分を合成することで肉眼で見た時の印象に近い幅広い階調の写真にできる。
設定としては「オート」のほか、1.0EV~3.0EVの範囲で0.5EVごとに手動で露出差を調節できる。連写スピードが速いのでしっかりと構えていれば手持ちでも撮れる。
HDRのサンプル その1
HDRのサンプル その2
DROとは違い、暗部だけでなく明部も影響される。効果が控え目な場合には自然に見えるが、効果が強すぎると不自然になり、質感が損なわれてしまう。
HDRのサンプル その3
夕景などの明るさの差が大きい場合には最大に設定しても大丈夫だ。むしろ最大レベルにしないと効果が薄い。オートの設定で一番効果の大きい3.0EV相当に効果が出ているのでカメラ任せで結構いける。