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四本淑三の「ミュージック・ギークス!」 第6回

ミク作家と8bit職人が組んだ、コスモドライバーがデビュー!

2009年10月31日 12時00分更新

文● 聞き手/ASCII.jp編集部  構成/四本淑三

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cosMoさんの曲はひどい!

――なるほど。原曲の良さを引き出しつつ、自分らしさを残すという部分で苦労されたそうですが、ヒゲさんはどうですか?

ヒゲ あのー、苦労したのは僕の方じゃないですか?

――は、はい? 何かありましたか?

ヒゲ 僕の曲ってシンプルな構成だと思うんですよ。cosMoさんの曲というのは『0-zero-』とか、もう、ひどいですよ。



cosMo ……ホントすみません。

――ひ、ひどいって?

ヒゲ 僕は曲を作るときに、キーを一回決めたらあまり変えないんです。いわゆる転調はあまり使わないんですけど。cosMoさんは、キーがどうなっているのか、それを理解するだけで大変でした。

cosMo ヒゲさんが「ひどい」って言ってるのは『スーパーコスモドライバー』という曲なんです。展開しっぱなしなんですよ。AメロがあってBメロがあってCメロがあってDメロがあって……みたいな。主題以外は繰り返さないで、4分持たせるという。

――そのアレンジはきつそうですね。

ヒゲ いや、大変でしたよ。

cosMo ホントすみません。すごいムチャ振りだったと……。まあ確信犯的にやってしまったところもあるんですが。

ヒゲ いやー、大変でしたねえ。僕はシンプルに作りたがるタイプなんで。それだとさっきの曲なんかは面白みがなくなっちゃう。その兼ね合いが難しかったというか。

――何が一番大変でしたか?

ヒゲ まあ、どれっていうか、全部大変でした。まずcosMoさんを理解するのが大変でしたね。曲はもちろん、人としても。

cosMo ……人として理解できないって。

ヒゲ それぞれのスタートも違うし、歌詞の内容も比べたら全然違う。音楽だけじゃなく、いろんな面で違ったタイプじゃないかなと思いますね。

――では、あえて共通点を挙げれば?

ヒゲ 妄想癖……。

cosMo 引きこもり……。

ヒゲ あと理系ですよね、cosMoさんも。そういう理系っぽい匂いは感じます。

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