10月27日、NTTコミュニケーションズはグローバルで仕様を統一した仮想ホスティングサービス「Bizホスティング グローバル」を2010年1月より開始すると発表した。これはアジア(香港)、米国、欧州(英国)の3地域に構築したデータセンターを使い、VMware ESXによる仮想ホスティングサービスを提供するもので、海外に拠点を持つ企業をターゲットとする。これにより、仮想化環境を前提としたBizホスティングブランドのサービスは安価な「Bizホスティング ベーシック」、高品質な「Bizホスティング エンタープライズ」に、今回の「Bizホスティング グローバル」が追加されることになる。
同社は、以前より海外でも仮想ホスティングサービスを提供しているが、各国で仕様が統一されておらず、サービスによって異なる仕様となっていた。これに対し、Bizホスティング グローバルはワールドワイドで仕様を統一。これにより、世界各地のサーバを同じ仕様で集約することで運用や管理コストの削減を図りたい企業のニーズに応える。
もちろん、仕様を統一するのであれば、国内のデータセンターにすべてを集約する方法もある。しかし、NTTコミュニケーションズの調査では、米国東海岸や欧州から東京のデータセンターのリソースにアクセスをすると遅延が大きく使い物にならないことがある、という結論になったという。
サービスは他のBizホスティングのサービスと同様、CPUコア数やメモリ容量、ストレージ容量、冗長化の有無などでメニュー化されており、Fundamental、Enhanced、Premium、Standaloneの4種類に分けられる。
