このページの本文へ

ビデオ会議のインフラにハイエンド製品の投入

ポリコム、多地点接続サーバとレコーディング機器を追加

2009年10月27日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 10月26日、ビデオ会議システム大手のポリコムは、ビジュアルコミュニケーションのインフラ製品として位置づける、多地点接続サーバ「Polycom RMX 4000」とレコーディングを可能にする「Polycom RSS 4000」を発表した。

 Polycom RMX 4000は同社の多地点接続サーバのハイエンドモデルで、既存のRMXの2倍の容量を備える。発言者の画面が全画面表示で全拠点に配信される「ビデオ スイッチング モード」時のHD品質のビデオ会議で最大320拠点、VoIPによる音声会議システムでは最大1600拠点との同時会議を可能にする。フルHD(1080p)をサポートするほか、非HD対応端末の映像をアップスキャンする「Polycom Video Clarity」により高品質なビデオ会議を実現。また、1枚のシャーシで、IP(SIP、H.323)やPSTN(公衆電話網)、ISDNを同時にサポート。冗長電源に対応するほか、通信事業者向けの規格Advanced TCA(Telecom Computing Architecture)もサポートする。

多地点接続サーバのハイエンドモデル「Polycom RMX 4000」

 Polycom RSS 4000は会議のレコーディングを可能にするサーバで、同じくハイエンドモデルに当たる。フルHDまでの録画とHDまでのライブストリーミングが可能で、最大15セッションの音声、ビデオ、データなどを交えた会議をそのまま録画・録音できる。デュアルRAIDのHDDや冗長電源にも対応。

レコーディングサーバのハイエンドモデル「Polycom RSS 4000」

 おもに大企業や政府機関、教育機関、医療関連、サービスプロバイダなど大規模で信頼性を重視する環境での利用を想定する。出荷は2009年中になるという。

カテゴリートップへ

アスキー・ビジネスセレクション

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

ピックアップ