13インチMacBook Proといえば、均整なアルミのボディーに、デジタルライフを楽しむための機能をギュっと詰め込んだプロダクト。国内でも人気が高く、「初めてのMac」として選ぶ人も多いです(Apple Storeで見る)。
本連載「目指せ快適! MacBook Pro長期レビュー」では、本体の見所や合わせて使うと便利な周辺機器、覚えておくと便利なソフトの設定方法など、MacBook Proをより楽しく使うための情報を提供していきます。
Mac Book Proには、ボディーサイズの異なる3つのモデルが存在する。液晶パネルのサイズが異なることは言わずもがなだが、それ以外の違いについては、意外に整理がついていないかもしれない。
今回、MacBook Pro 13インチモデルの長期レビューを開始するにあたり、ほかのMacBook Pro、特に機能差が際だつ17インチモデルと対比させつつ、13インチモデルの立ち位置を確認してみたい(スペック表はこちらの記事、改定後の価格はこちらの記事を参照)。10月21日に発表された新価格など、最新情報は次回以降お伝えする予定だ。
13インチと17インチ、ココが違う!
1.ボディーサイズが異なる
当たり前といえば当たり前だが、13インチモデルと17インチモデルとでは、液晶パネルの大きさが異なる。物理的な大きさ(面積)だけではなく、前者は最大1280×800ドット、後者は最大1920×1200ドットと、1画面あたりの情報量(総ピクセル数)は2倍以上の開きがある。広いデスクトップを重視するならば、17インチモデルのほうが断然有利だ。
しかし、2枚貝状の構造を持つ現在のノート機では、液晶サイズの拡大はボディーサイズの拡大に直結する。現行機種でいえば、13インチモデルが幅32.5×奥行き22.7×高さ2.41cmで2.04kg、一方の17インチモデルは幅39.3cm×奥行き26.7cm×高さ2.50cmで2.99kgだ。
ボディーサイズの拡大は、機動性にも影響する。家電量販店のカバン売り場へ行けばわかるが、13インチモデルと17インチモデルとでは、キャリングバックの選択肢が桁違いだ(17インチモデルのほうがかなり少ない)。
物理的に持ち運びが大変になるだけでなく、不本意なデザインのキャリングバックを購入した結果外へ持ち出すのが億劫になってしまうようでは、機動力がウリのノート型機としていかがなものか。この点、よくよく吟味する必要がある。

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