コスト削減につながる多彩な機能
本体のみでの操作についても、PCもしくはサーバーへのプッシュスキャン、単体でのスキャンtoEメール、また本体前面に装備するUSBポートにUSBメモリに直接スキャン可能など、充実している。
また、USBでPCとローカル接続した場合には、PC側のアプリケーションによってスキャン結果をPCのメールソフトに添付、もしくは別プリンターで印刷するなどの処理が選べる「Push スキャン」や「Hotkey」機能も用意されている。
これらはオフィスユースというよりも個人で利用する際のユーティリティだが、スキャン結果を即座にメールや各種アプリに渡せるのは手軽。ホームユースのインクジェット複合機などと同様にSOHOなどで活用しやすいだろう。
もちろんローカル接続だけが強いわけでなく、ネットワーク接続時の機能も充実している。個々に印刷やコピー、ファクス、スキャンの実行権限を決めるアクセス制限機能(ユーザーのPCにIDを付け、利用時にIDを入力する)や、IDごとにどジョブ履歴を保存し、誰がどれだけ利用したかを把握できる。こうした機能は、印刷状況の把握やコストの把握に貢献するはずだ。
これらのセキュリティとコスト管理機能はビジネス機においては非常に重要になってきているが、本機のような10万円台後半の機種(企業向けでは比較的ローエンドと考えていい)では省略されがちだ。個人や小規模な部署でももちろん導入は可能だが、企業での共有プリンターにも対応する懐の広い製品と言えるだろう。
本機の場合、ID管理などの基本的な管理機能だけならばWebブラウザから設定でき、ジョブ履歴やメンテナンス関係などの管理ツールはいずれも無償で提供されている。導入時に余分なコストをかけなくて済むのもありがたい。
信頼性についても安心していい。同社のLEDページプリンターは4つ並んだ各色のカートリッジ上を用紙が搬送されて印刷されるという比較的シンプルな構造もあって信頼性が高く、カートリッジの交換や紙詰まりの処理も簡単という利点があるからだ。
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本機は同社が最近になって強くアピールしているCOREFIDOブランドにこそ含まれないものの、オフィスやSOHOで安心して利用できるMFPという印象だ。
解像度 | 600×600dpi |
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印刷速度 | カラー16ppm/モノクロ19ppm |
プリント給紙枚数 | カセット250枚+手差し1枚 |
スキャナー方式 | CIS |
スキャナー解像度 | 600×600dpi |
インターフェイス | 100BASE-TX、USB、電話回線 |
本体サイズ | 447(W)×547(D)×521(H)mm |
重量 | 約29kg |
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