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「ペンタブのワコム」が作ったDJツールの開発思想を聞く

2009年10月25日 12時00分更新

文● 四本淑三

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軽さで新しい使い方を提案

nextbeatの市場想定価格は16万9800円。オモチャとしては高いが、プロが見れば破格という

 nextbeatのソースはMP3、AAC、WAV、AIFFのようなオーディオファイルで、メディアはCFカード。PCにUSBで接続するとマスストレージクラスとして認識するので、ドラッグ&ドロップで転送できるのは便利。ただしnextbeatの市場想定価格は16万9800円。オモチャとして気軽に遊ぶには、正直言って少々お高い。

 「でも、これだけ機能が詰まっていることを考えれば、安いくらいかなと思いますよ。他で同じシステムを組めばもっと高いですから。それに、このサイズと軽さは衝撃的です。もっと重いかと思っていたんで」(bakerさん)

 小さいのでつい忘れがちだが、nextbeatには2ターンテーブル、ミキサー、マルチエフェクター、サンプラーといった機能が詰まっている。それが30cm×30cmのレコードジャケットサイズ、2.6kgという重量に収まっているのは確かに驚きだ。トートバックに入れて難なく持ち歩けるのだから。

 「実際、女性のDJにも優しい機材ではないかと思います。nextbeatの新しさとして、軽さを遡及していきたいなと思いました。音響機材なので重い方が高級感を演出できるんですが、どこへでも持っていける軽さの方が、新しい時代の使い方を提案できるので」(清水さん)

軽量性がウリの1つであるnextbeat。女性のDJにもウケがいいという

 ただ、nextbeatのコンパクトさは、通常は2台分あるターンテーブルを1組のタッチセンサで兼用しているからでもある。1組のタッチセンサをスイッチして使うという、割り切った設計なのだ。もちろんターンテーブル1台分のインターフェイスでも混乱せずに使えるよう工夫はされているが、実際の使い勝手は気になるところ。

 「今まで使ってもらったDJの方には、それで困らないと言ってもらっています。これはコンパクトにするためと、後でご説明する着脱式のコントローラーを実現する必然から来ているんですね」(清水さん)

 そう、nextbeatで一番目立っているのは、本体から分離するタッチセンサー部分なのだ。

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