最大57%価格ダウンでユーザーに寄り添う
HDD復旧までやる!弥生10で掲げる「愚直な実践」
民主党が政策を変えても大丈夫!?
弥生 10シリーズは、ネットワークへの対応をよりいっそう進めている。従来でも、オンラインバックアップやライセンス認証などはオンラインで行なってきたが、今回の10シリーズからは、いよいよオンラインアップデート機能を搭載する。これによって、機能追加や不具合修正は当然のこと、法令改正や確定申告への対応も可能になった。
民主党政権になって、今後は変わっていく仕組みもあるだろう。そうした際にもオンラインアップデートで迅速に対応できるというのが、弥生のアピールポイントだ。
また、弥生 10シリーズは価格についても大幅に見直し、より安くした。これが、「市場拡大に向けた努力」ということになろう。たとえば、「やよいの青色申告 10」の場合は定価が1万500円。前バージョン「09」が1万4175円だったから、25.9%ダウンとなっている。また、「やよいの給与計算 10」も、前バージョンが2万6250円だったのが、今回は2万1000円となる。
こうした初心者向けソフトだけではなく、「弥生会計 10 プロフェッショナル2ユーザー&弥生会計 10 プロフェッショナル2ユーザー」が11万250円となって、前バージョンから最大41.7%~12.5%ダウン(製品構成によって異なる)、「弥生会計 10 ネットワーク & 弥生販売 10 ネットワーク」が25万2000~99万7500円となって、最大57.9%もダウンしている。
業務用パッケージソフトは、5000円を切る低価格製品も登場している。一方、今回「やよいの青色申告 10」などは店頭価格1万円を切りはするものの、弥生の基本姿勢は価格競争にはない。岡本社長は「業務ソフトの裾野を拡げるという意味ではポジティブだと思う。しかしそこにあるのは低価格品では満足できないという現実だ。低価格製品を使うことで、(業務アプリケーション全体が)こんなものだと思われてしまうことを懸念する」と、自社の路線に揺るぎのない自信を見せ、記者発表会は終了した。
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