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Windows 7が快適に動くPCを自作しよう 第5回

画像処理もRAW現像も高速! クリエイター向け最強ビジネスPCを作る!

2009年10月20日 20時00分更新

文● 石井 英男

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クリエイター向け最強ビジネスPCのオススメ構成はコレだ!(AMD編)

 今度は、AMDプラットフォームでのオススメ構成を紹介しよう。

CPU:AMD「Phenom II X4 955 Black Edition」 実売価格:2万円前後 後

 Intel編では、実売価格2万円前後の「Core i5-750」をチョイスした。実売価格が2~3万円程度のCPUは、コストパフォーマンスが高く人気がある。AMD製CPUは、インテル製CPUに比べて価格が安く、最上位の「Phenom II X4 965 Black Edition」でも、実売2万5000円前後だが、ここでは、一つ下の「Phenom II X4 955 Black Edition」をチョイスした。Phenom II X4 955 Black EditionとPhenom II X4 965 Black Editionのクロック差は0.2GHzしかないが、実売価格の差は5000円前後あり前者の買い得感は高い。

Phenom II X4 955 Black Edition。Socket AM3対応し、クロック周波数は3.2GHz、L3キャッシュ容量は6MBだ

マザーボード:GIGABYTE「GA-MA785GT-UD3H」 実売価格:1万2000円前後

 クリエイター向け最強ビジネスPCにはビデオカードを装着するので、マザーボードはグラフィックス機能非搭載のものでいいのだが、グラフィックス機能非搭載のSocket AM3対応マザーボードは選択肢が少ないため、入手しやすいグラフィックス統合型チップセットのAMD 785Gを搭載したマザーボードを選んだ。ここではGIGABYTEの「GA-MA785GT-UD3H」を選んだが、他社からもほぼ同等の製品が発売されているので、そちらを選んでもよい。

GIGABYTEの「GA-MA785GT-UD3H」。AMD 785G搭載マザーボードだ

メモリー:Corsair「CMX8GX3M4A1333C9」 PC3-10666 2GB×4 実売価格:2万4000円前後

 Intel編で解説したように、クリエイター向け最強ビジネスPCは64bit環境で8GB程度のメモリーを搭載することが望ましい。ここでも、信頼性を重視してCorsairの「CMX8GX3M4A1333C9」を選んだ。

CMX8GX3M4A1333C9。2GBのメモリーが4枚セットになった製品だ

ビデオカード:SAPPHIRE「SAPPHIRE HD 5770 1G GDDR5 PCIE DUAL DVI-I/HDMI/DP」 実売価格:2万1000円前後

 ビデオカードは、ミドルレンジ製品で十分だ。ここでは、最新の「Radeon HD 5770」を搭載したSAPPHIREの「SAPPHIRE HD 5770 1G GDDR5 PCIE DUAL DVI-I/HDMI/DP」を選んだ。Radeon HD 5770搭載ビデオカードなら1枚で3画面出力が可能であり、トリプルディスプレイ環境を実現できるので、クリエイター向け最強ビジネスPCには最適だ。

SAPPHIRE製のRadeon HD 5770を搭載したビデオカード「SAPPHIRE HD 5770 1G GDDR5 PCIE DUAL DVI-I/HDMI/DP」

その他必要なもの

 HDDと光学ドライブ/OS/ケース/電源ユニットの選び方については、基本的にIntel編と同じなのでそちらを参照してほしい。Intel編と同じHDDと光学ドライブ、OSを選んだ場合、ケースと電源ユニットを除いたパーツ価格の合計は11万2800円前後となる。ケースと電源ユニットを合わせても予算は13万円前後ですみそうだ。

(次ページへ続く)

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