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SUPER GTに痛車が参戦! 初音ミクZ4密着レポート第32回

初の九州上陸! ミクZ4、快調に予選通過!

2009年10月18日 14時13分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部 写真●加藤智充、水野智子、編集部

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ついに海を越えやってきた!

 今シーズンも残すところ2戦となった。そのうちの1戦が、ここ九州のオートポリスで開催されるのである。前戦では決勝で1周もできずにリタイヤという、無念の結果を残してしまっているだけに、この戦いが来年への布石になると言ってもいいだろう。

 ミクZ4は2008シーズンの途中から参戦しているが、去年はオートポリス(大分県)での戦いはスキップしていたので、実はこのサーキットを走るのは初めて。まったくデータがないのだ。ちなみに、星名代表や鈴木監督を始めとするチーム関係者も初上陸とのこと。もちろん筆者も。だが、田ヶ原選手は別のレースで優勝した経験もあるので、非常に心強い。

 なお、今回からドライバーの変更があった。参戦当初からミクZ4を育ててきた菊地選手に替わり、今年のポッカGTサマースペシャルでポテンシャルを見せつけた若き彗星、番場 琢選手がステアリングを握ることになったのだ。どういう戦いが繰り広げられるのか楽しみである。

チェックをしながらの練習走行

 朝イチで始まった練習走行では、まず田ヶ原選手が飛び出していく。だが、このサーキットでのデータがないミクZ4は圧倒的に不利。その劣勢を少しでも覆すために、数周おきにピットインして細かいところを煮詰め、そしてチェックしていく。前戦富士で破損してしまったエンジンは、「そんなにダメージはひどくなかったので修理して使っている」と星名代表。ということは、セッティングさえ決まれば、夏の鈴鹿のようなパフォーマンスを発揮してくれるということだ。

 2時間近くある走行時間のうち、約1時間ほどを田ヶ原選手が走り、ピットイン。アタックしたワケではないのであまり参考にはならないが、ベストタイムは「1'58.364」(トップ勢は53秒台)であった。なぜもっと早く番場選手に交代しなかったかというと、夏の鈴鹿でもらってしまったモラルハザード・ペナルティにより、1時間は乗ってはいけなかったからだ。

 そして、期待の番場選手にチェンジ。田ヶ原選手のときと同じく、ピットインをしながらの走りなのであまりタイムは上がらなかったが、残り5分くらいのときにタイヤをスーパーソフト(グリップ力は高いが耐久性がない)にチェンジをしてアタック! なんと「1'54.902」を叩き出し、チーム関係者やファンのみなさんを興奮させた。上位陣が53秒台ということを考えると、シングル順位が射程距離に入っているのだ。そのまま練習走行は終了となった。

赤旗で終わった公式予選

 決勝進出を賭けて予選が始まる。タイムはすでに文句なしなので、あとはどれだけ順位を上げられるかだ。スタートドライバーは田ヶ原選手。最初はGT500クラスとの混走なのであまりタイムを上げられなかったが、なんとか「1'56.741」をマークし、そのまま番場選手にチェンジ。何度かピットインしたのち、ついにGT300クラスの占有時間がスタート。

 10分しかないので、猛アタックをしないと他のマシンたちに飲み込まれてしまう。しかし、そこは番場選手。なんと「1'53.728」というベストタイムを記録したのだ! だが、スーパーラップ進出のためには、上位陣に食い込めるタイム、52秒台を出さねばならない。タイヤも暖まって、さあアタックだ! と誰もが期待した矢先、ジムゲイナーフェラーリF360がコースアウトし、赤旗中断。なんとそのまま練習走行は終了となってしまったのだった……。「タイヤが一番美味しいときに前が詰まっちゃって。ちょっと残念ですけど、過去最高順位ですね」と鈴木監督。

 結果としてはGT300クラス11位となった。監督が言うように、順位は過去最高である。しかも、前後のマシンがポルシェ、ガイヤルド、ミクZ4、ムルシェ、ガイヤルド、と輸入車が固まっているのも面白い。

 決勝でどこまで登り詰められるのか期待しよう!

(次ページへ続く)

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