東芝 dynabook UXシリーズ
dynabookの名前を冠したネットブックも7搭載
東芝のWindows 7搭載ネットブック「dynabook UX」シリーズは、「dynabook」の名を冠して話題となった夏モデルと、基本スペックは同一となる。外観も従来モデルから変更はない。
CPUにAtom N280(1.66GHz)、チップセットにIntel 945GSE Expressを採用し、1024×600ドットの10.1型ワイド液晶ディスプレーを搭載。メモリーは1GB(最大2GB)で、HDDは250GB。OSはWindows 7 Starterというオーソドックスな構成だ。これらのスペックを基本とし、4モデルのバリエーションが展開される。
「UX/23K」はもっともベーシックなモデルで、「UX/24K」は、Office Personal 2007(2年ライセンス版)をプレインストールする。「UX/27K」はWiMAXモジュールを搭載するモデルだ(関連記事)。標準バッテリーを搭載し、最大で約4時間駆動する。そして「UX/25K」は大容量バッテリーパックを標準搭載し、最大約10時間のバッテリー駆動が可能なモデルとなっている。
標準バッテリー搭載のUX/23Kなどのサイズは、幅263×奥行き192.3×高さ25.4~30.8mm。重さは約1.18kg。大型バッテリーは後方に出っ張るので、それを搭載するUX/25Kは、その他のモデルよりも奥行き211.5mmと2cmほど長くなる。
本体色は「スノーホワイト」「サテンブラウン」「コスミックブラック」の3色展開だが、「UX/25K」と「UX/27K」はスノーホワイトのみ発売される。やや丸みを帯びた天板には細かいストライプ模様が刻まれ、光沢色とともにエレガントな雰囲気を醸し出す。
キーボードは独立型キーで、キーピッチは約19mm、キーストロークは約1.5mm。ややフワッとしている感はあるが、長時間の文字入力でも支障はない。約78mm×41mmのタッチパッドとともに、ネットブックらしからぬ快適な操作感が味わえる。
注目したいのは、WiMAX搭載モデルであるUX/27Kだ。本格的なサービス展開はまだ大都市圏のみというWiMAXだが(屋内での受信状況はまだまだ十分ではない)、今後のサービス拡充には期待できる。外出先に持ち出して使うことを前提とするなら、外付け通信モジュールをUSBなどで接続することなく通信できる利点は大きいだろう。
予想実売価格は、ベーシックなUX/23Kが6万円台半ば、Office搭載のUX/24Kが7万台半ば、大容量バッテリー搭載のUX/25KとWiMAX内蔵のUX/27Kが7万円前後となっている。
dynabook UX UX/23K の主な仕様 | |
---|---|
CPU | Atom N280(1.66GHz) |
メモリー | 1GB |
グラフィックス | Intel 945GSE Expressチップセット内蔵 |
ディスプレー | 10.1型ワイド 1024×600ドット |
HDD | 250GB |
無線通信機能 | IEEE 802.11b/g |
サイズ | 幅263×奥行き192.3×高さ25.4~30.8mm |
質量 | 約1.18kg |
バッテリー駆動時間 | 約4.0時間 |
OS | Windows 7 Starter |
予想実売価格 | 6万円台半ば |
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