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HPの7新製品はタッチPCと低価格モバイルノートに注目!

2009年10月14日 13時30分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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低価格モバイルノートに新製品2シリーズ投入
dm3、dm1

HP Pavilion Notebook PC dm3

HP Pavilion Notebook PC dm3

 Atom搭載ネットブックよりやや高いが高性能で実用性の高いノートとして、低価格のデュアルコアCPUを搭載するノートが注目を集めつつある。HPではこの路線に、「HP Pavilion Notebook PC dm3」と「HP Pavilion Notebook PC dm1」の2シリーズを投入する。

 dm3はやや大きめの、13.3型ワイド/1366×768ドットディスプレーを搭載するシリーズである。ラインナップはAMD CPU搭載モデル(店頭販売のみ)と、インテルCPU搭載モデル(直販のみ)の2種3製品に分かれている。OSはいずれもWindows 7 Home Premium 32bit版。

 力を入れているのはAMDモデル「dm3a」で、AMDのノート向けプラットフォーム「Congo」をいち早く採用し、コストパフォーマンスの高さをアピールしている。CPUにはデュアルコアCPUのAthlon Neo X2 L335(1.6GHz)を採用、グラフィックス機能にはRS780MNチップセット内蔵機能(Mobility Radeon HD 3200)を使用している。いずれもAtom N+Intel 945系のネットブックとは、一線を画す性能を持つ。

 バッテリー駆動時間は最大約6時間(Mobile Mark 2007による、以下同)で、重さは約1.9kg。光学ドライブは内蔵せず、USB外付けタイプが付属する。

 インテルモデル「dm3i」は直販のみで、Core 2 Duo SP9300(2.26GHz)搭載の上位機種と、デュアルコアのCeleron SU2300(1.20GHz)搭載の下位機種の製品がラインナップされている。上位機種はグラフィックス機能にも独立GPUのGeForce G105Mを搭載するなど、安価ながら性能も高い(下位機種はチップセット内蔵GPU使用)。

 重さはAMDモデルと同じ約1.9kgだが、バッテリー駆動時間は長く、上位機種で最大約8時間、下位機種では最大約10時間を実現している。なお光学ドライブは内蔵・付属ともなし。

 AMDモデルの予想実売価格は9万円前後。インテルモデルは上位機種が10万円前後、下位機種が8万円前後と想定されている。発売時期は10月下旬の予定。



HP Pavilion Notebook PC dm1

HP Pavilion Notebook PC dm1

 もう一方の「HP Pavilion Notebook PC dm1」シリーズは、ネットブック並みのサイズとやや高い程度の価格でネットブックより高性能な、いわゆる「CULVノート」のスタンダードな製品となっている。

 ディスプレーはdm3より一回り小さいな11.6型ワイド/1366×768ドットを採用。CPUにはCeleron SU2300(1.20GHz)を搭載する。グラフィックス機能はIntel GS45チップセット内蔵機能を使用する。重さは約1.49kgで、バッテリー駆動時間は最大約8時間とされている。

 店頭販売モデル1機種のみのラインナップで、予想実売価格は7万円前後と想定されている。発売時期は10月下旬の予定。

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