Mac版Photoshop Elements 8が登場
CS4を上回るほどの魅力は新追加の「自動編集」
AdobeからPhotoshopのコンシューマー向けバージョン「Adobe Photoshop Elements 8 for Mac」(以下、PSE8)が登場した(Apple Storeで見る)。Elements系アプリも一時はWindows版が先行して、Mac版はしばらく遅れて……というパターンが続いたために、Windows版と同時に発売されるのはMacユーザーとしてうれしい限りである。
とはいえ、Windows版とまったく同じではない。Windows版にある写真やビデオを整理する「Elements Organizer」がMac版にはないのだ。その代わりに、CS4に付属するメディア管理アプリ「Bridge CS4」が付属する。
Macには写真を整理・管理するためのアプリとしてiPhotoがあるわけで、それで写真を管理している人は、iPhotoからPhotoshop Elementsを呼び出して使えばいいし、そうじゃない人はBridge CS4を使ってくださいというわけだ。
PSE8は明らかにPhotoshop CS4をベースにしているが、印象はかなり違う。アイコン類がカラフルだったりと、確かにPhotoshopベースなのだが、より親しみやすい印象を受ける。最も大きな違いは「編集」「作成」「配信」の3つのパネルだ。
Photoshopはある程度精通していれば出来ることも無限に広がるが、どの機能をどう組み合わせれば目的の作業が出来るか分からないと使いづらい。PSE8は写真をいじりたい人に向けて、複雑な作業も自動化して高度な機能をシンプルに使えるようにしてある。
特に自動で画像処理をしてくれる機能は一部Photoshop CS4を上回るほどで、ヘタにPhotoshopであれこれいじくりまわすより簡単によい結果が得られるのだ。