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都庁前iPhoneクラブ 第23回

iPhone 3GS、「動画撮影」で選んでもイインダヨ!

2009年10月25日 12時00分更新

文● 都庁前iPhoneクラブ制作委員会

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iPhoneだから、気軽に撮れる

くじら:実は今までケータイで動画を撮って、「使える」と思ったことは一度もないんですよね。そもそもメニュー画面が複雑で、ビデオモードをオンにするところまでたどり着くのが大変って機種もあります。

カリー:iPhone 3GSのビデオカメラは特徴がいくつかあけど、やっぱり取り出してすぐに撮影できるって気軽さってのがいちばんだよね。「カメラ」アプリをポチっと押して起動するだけなので、「あ、撮ろう」と思ってから5秒くらいで撮影を始められる。これはいい。

撮ろうと思ったら、ホーム画面にある「カメラ」アプリをタッチ

右下のレバーを動画に切り替えればすぐに撮影できる。ものすごく簡単!

くじら:あと見た目とか操作がシンプルなのも素晴らしいですよ。まぁシンプルというか、何せ静止画/動画を切り替えるスイッチしか設定が用意されていないので迷いようがない(笑)。

カリー:「設定」アプリにも、一切、カメラ関連の項目はないからね。だから、足りないところはサードパーティーのアプリを使うことになるんだけど……。その潔さは逆にいいと思うよ。やっぱりみんな、パッと取り出してすぐに撮りたいわけですよ。

カリー:あと、画質もポイントかな。例えば、ケータイのカメラで波しぶきを撮影すると細部がつぶれがちなんだけど、iPhone 3GSなら割と残っている。前に防水ケースに入れて海を撮影したときにそう感じたんだよね(関連記事)。ビデオ形式に圧縮率の高い「H.264」形式を採用しているのが画質に貢献していると思う。

くじら:あと毎秒30フレームで撮れるというのも大きいですよね。動画がカクカクしている感じにならない。ケータイの動画機能だと、毎秒15フレームというのもあったりしますし。

カリー:だよねー。もちろん、動画の解像度がVGA(640×480ドット)なので、ハイビジョンのビデオカメラに比べれば圧倒的に見劣りするんだけど、それでもサッと取り出して撮る分には十分な画質だと思う。


iPhone 3GS サンプルその1



MacのiPhotoに取り込んだ後、iMovieで「大」サイズを指定してYouTubeに投稿した動画。上記の動画は再圧縮で画質が劣化しています。オリジナルの動画はこちら。容量は13.1MBで、QuickTime(MOV)形式。


iPhone 3GS サンプルその2

同じくiMovieから「大」サイズで投稿。QuickTime(MOV)形式のオリジナルはこちら。容量は10.5MB。

 さっきも言っていたように、ケータイをグルメカメラに使うって話は割と聞くけど、「3GS」は暗所に強くなったから3Gよりは暗めの店内でも撮影しやすくなった(関連記事)。

くじら:そう! 食べ物屋や居酒屋って基本的に暗いんですよね。でも、ケータイのフラッシュを点けて撮ると、とても味気ない写真になってしまう。

 あと、動画の保存がスマートなところも気に入っています。動画を撮ったあとに「保存中です」みたいなアラートが出てもたもたされると、ちょっとイラっと来てしまう。

カリー:保存も速めだから、次々と撮れるね。

くじら:そして保存したら、すぐに動画をトリミングできてしまう。ひとつの端末だけで撮影から編集までやるなら普通のビデオカメラより使い勝手がいいのでは、と思ってみたりもしますよね。

カリー:そうだね。実は始点/終点を選んで動画の一部を切り出すのは、タッチパネルでやろうとすると、すごく細かいところまで指定しにくいんだけど、ケータイで撮ったものなら、そこまでシビアなカット編集が必要にならないだろうし。俺はウマい割り切り方だと思う。

くじら:しかも、iPhone 3GSからYouTubeに投稿できますからね。

カリー:この端末で撮影と編集、ネットへの投稿までできちゃうってのは、考えれば考えるほど、スゴい時代だよね……。

撮影した動画は「写真」アプリに並んでいる。動画を選ぶと再生や編集が可能

左画像の左下にあるボタンをタップすると、YouTubeに投稿できる

タイトルや説明、タグとジャンルを指定して、iPhoneだけで投稿できる

iPhoneから投稿した動画


 上と同じ動画をiPhoneから投稿してみた。Macから投稿したものに比べて解像感が落ちる。


ちなみに、位置情報が埋め込まれるというのもiPhoneの動画の特徴。MacのiPhotoで管理していれば、どこで撮影したかを確認できる

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