機種変でもアプリのデータ移動は
とても簡単になっている
おサイフケータイの弱点として、しばしば語られてきた機種変更時の作業。以前は大変だったのも事実で、旧機種のデータをサーバー上に保存してから、新機種でアプリをダウンロードしてデータを呼び出す、といったことをアプリ1個ずつで行なう必要があった。
しかし今は複数のアプリを使っていても簡単にデータを移せるようになっている。具体的にはドコモショップで「iCお引っこしサービス」を使えばいい。ショップに設置してある機械を使って、旧機種のおサイフケータイのデータを一気に新機種に送るというというものだ。
この機械は電話帳などのデータも送れるので、おサイフケータイを使っていない人でも見かけたことがあるかもしれない。おサイフケータイでは新機種側で再度アプリをダウンロードする必要だけはあるが、それ以外の設定は一気に済ませられる。ただし、モバイルSuicaなど一部のアプリでは利用できないので注意する必要がある。
auでも「EZ FeliCaデータ移行」というアプリのデータを移すサービスがある。auの場合は機械を自分で操作するのではなくショップの店員が行なう。こちらは315円の利用料が発生してしまうが、作業が大幅に楽になるのだから安いものだろう。データ移行が終わったケータイを受け取り、アプリを再びダウンロードすればOKだ。
おサイフケータイのアプリはポイントが充実
おサイフケータイのメリットとして、もうひとつ見逃せないのが「ポイント」サービスだ。
おサイフケータイを使えば普段の買い物でも独自のポイントが、またポストペイ型であればクレジットカードのポイントが付くことが多い。コンビニの買い物を常におサイフケータイで支払うことでも結構ポイントが貯まるのだ。そこで代表的なアプリとポイントを下記にまとめてみた。
Edyはポイントの種類を選択可能
Edyはポイントの種類を選べるのがメリットだ。au端末であれば「auポイント」を貯めることができるが、一番人気はANAのマイルだろう。ANAマイレージクラブに加入し、ANA用アプリをダウンロードした後に「ケータイ de Edyマイル」に登録すればいいだけ。Edyでの1回の買い物200円につき1マイルが貯まる。
このほかにも楽天スーパーポイント、Tポイント、ヤマダ電機のポイントなどが選べる。Edyは早くから展開しているだけあって利用店舗が多い。10月7日からはついにセブン-イレブンでの利用も開始し、主要コンビニチェーンをすべてフォローした。
セブン-イレブンや
イトーヨーカドーで使えるnanaco
セブン-イレブンに加え、イトーヨーカドー、デニーズといったチェーンで利用できるのがnanaco。nanacoポイントは100円の利用ごとに1ポイント貯まる。セブン-イレブンではEdyも利用可能になったが、nanacoでの決済時のみにポイントが付与されるサービスも少なくない。
おサイフケータイではなくカード型のnanacoを利用している人もいると思うが、おサイフケータイであればポイント数をアプリ内で確認したり、ポイントをチャージに交換するのもケータイだけで行なえる(カードの場合はレジやサービスカウンターで申し込む必要がある)。
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