このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

IBM Rational Software Conference 2009基調講演レポート

Rationalが考えるスマートなソフトウェア開発とは?

2009年10月09日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
IBMのDistinguished Engineer Rational Jazz Foundation LeaderのScott Rich(スコット・リッチ)氏

IBMのDistinguished Engineer Rational Jazz Foundation Leaderのスコット・リッチ氏

 最後に登壇したのは、IBMのDistinguished Engineer Rational Jazz Foundation Leaderのスコット・リッチ氏である。リッチ氏は主に、Jazzの今までの進化と、新製品を発表した。

 Jazzプロジェクトがスタートしたのは2004年。それからJazzプラットフォームの構築が始まり、2007年にはJazzのポータルとも言えるJazz.netがスタートし、翌2008年には製品第一弾がリリースされる。製品は、構成変更ビルド管理ツールの「Rational Team Concert」、テスト品質管理ツールの「Rational Qualitiy Manager」、要件定義ツールの「Rational Requirements Composer」の3つが用意された。この間、Jazzアーキテクチャはより大規模な製品の統合に着目して動いてきた。

 そして、今回リリースされたのが、「IBM Rational Team Concert 2.0」(以下RTC 2.0)と、「RTC Enterprise Server 2.0」(以下RTC ES 2.0)だ。

 いずれの製品も、大規模開発に向けたものだが、RTC 2.0はセキュリティーやスケーラビリティを高め、他ツールとの連携を強化した者になっているという。また、日本市場に対しては、CSVインポート/エクスポートへの対応などが、重要なポイントとして挙げられている。

RTC 2.0

リッチ氏が紹介したRTC 2.0の特徴

 いっぽう、RTC ES 2.0は、IBM System pのサポートをはじめ、上限のないファイルサイズやHA構成を採れるなどといった特徴を持つ。

RTC ES 2.0

RTC ES 2.0

 こうした新製品に加え、Team Concert ServerのEnterpriseエディションも用意されることとなった。これは大企業レベルのチームをサポートする者で、最大ユーザー数が無制限であることが一番の特長だ。

 最後にリッチ氏は、基調講演のまとめとして、Jazzプラットフォームが現実のものとなったこと、Jazzはすべてのツールを統合する点、Jazz.netやOpen-services.netdemoツール統合のためのオープンなインターフェイスを公開している点などを紹介して、壇を降りた。

 台風当日となった開催日は、公共交通機関の遅れもあり会場に人がまばらになっていたのだが、後半にはたどり着いた人々で席が徐々に埋まり始め、最終的には満席に近い状況となった。事前申し込みが1900人というRational Softwareの一大イベントだけあって、盛況なイベントだったと言えよう。

■関連サイト

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

ピックアップ